2008年12月13日土曜日

みらいじま今年無事終了・・・ 来年はエコカフェも

 皆さんご無沙汰しております。どたばたしているうちに、ブログを休んで3ヵ月経ってしまいました。この機関、経済、国際、環境いろいろ大きく変わりましたね。
みらいじまにおいては、10月初旬にプログラム全15回無事終了し、茅ヶ崎地引網&海鮮BBQ打上げ、石垣&バリでのEcoDiveツアー、クリスマス&忘年会等今年の行事も終わりました。
今年振り返ると、意欲高い新人スタッフたちとの研修、強烈な日差しと熱い子供たちとのプログラム、後半は自然を必要としている大人たちとの一般回等、そしてスタッフの熱いおもてなし等、全体的に情熱的なプログラムだっと思います。スタッフ、参加者、御蔵の方々、その他みらいじまに関わる全ての方に感謝いたします。
来年、みらいじまの小さなエコカフェを都内に計画しています。オーガニック野菜や海産物系のカフェレストランに加え、コミュニティ機能、御蔵島環境教育プログラムをはじめとするエコツアー発信機能、ダイビングショップ機能、フェアトレード販売(ウブド木彫り)等も組み入れるつもりです。環境人材や専門家たちの交流の場(EcoJob)、環境活動やエコビジネス等創造の場等にもなれればと思っています。現在店舗候補地を探していますので、良い情報のある方はどんどんお知らせ頂ければ幸いです!

2008年8月12日火曜日

温暖化を口実の原発推進は環境問題として本末転倒

温暖化を口実に、世界的に原子力発電の再考・推進の動きが盛んになっている。先の洞爺湖サミットでも原発推進国フランス等が原発業界と共に、世界各国に対して積極的な普及活動を見せ、原発全廃路線のドイツもその波に押され気味だ。

原発は万が一の事故・テロ・地震等による地域壊滅のリスクや核拡散も心配だか、それ以上に既に現実問題として放射性廃棄物の処分技術や最終処分場がまだ完成されていないことが深刻だ。電力の8割を原発に依存するフランスですら、処分場探しが難航している無責任な状態だ。現在パリから約250キロのビュール村にある放射性廃棄物地下研究所が、新たな最終処分所となる様子である。これは六ヶ所村と同様一時保管所や研究所が結局最終処分場となる図式だ。

原発は温室効果ガスは出さなくても確実に放射性廃棄物を出す。何万年も残る高レベル放射性廃棄物は、人類が作り出した最も危険なゴミであり、また人類最大の環境問題の一つとも言える。これを無思慮・無計画に次世代に貯め残すのは、あまりにも無責任な話だ。

今後の世界の原発推進の流れは米大統領選の行方でも変わりそうで、共和党マケイン氏は「2030年までに米国内に原発を45基新設する」と提案し、原発推進姿勢を明確にした。

一方民主党のオバマ氏は「原発なしに気候変動対策の目標達成はできそうもない」と原発の必要性は認めつつ、(1)国民の知る権利の確保(2)核燃料と廃棄物の防護(3)廃棄物の貯蔵・処分(4)核拡散等が解決されない限り新設には慎重な立場をとっている。オバマ氏の政策は現実的で妥当性があると考える。
(写真)オバマ氏 (electricityandlust.files.wordpress.com から)

2008年8月10日日曜日

みらいじま第6回子供回無事終了! みらいじま役割考

 第6回子供回は元気一杯の子供たち、それに負けない位元気なスタッフと共に、エネルギーに満ち溢れていました。子供たちも半分がリピーターで、一年間待ちに待った気持ちが最初から伝わってきました。今回子供たちの要望もあり、通常プログラムに加え、時間が許す限り、桟橋でスノーケルや飛び込みをしました。その成果は泳ぎや潜り、ドルフィンスイムの飛躍的な上達に表れています。今回も全員、浮き輪もライフジャケットもなく、御蔵の海を自由に泳げるようになりました。

船頭さんやみらいじまの海で練習は、最初厳しく見えるかもしれません。これは単にその方が人間の潜在能力が発揮され「可能性」が伸びるからです。最初足の着かない海に飛び込んだり、海でリラックスするのは、ある意味で勇気のいることです。直ぐに出来る人も多いのですが、気持ちが頑なであったり、必要以上に怖がったり、勇気がなかったり、甘えんぼさんなんかはなかなか出来ません。そんな時追い込まれた厳しい環境になると、ほとんどの人が本来人間に備わった能力を発揮します。

そうすると、自然や海との一体感や幸福感、面白さを感じることが出来、「可能性」も広がります。そういう意味では今回はみんんがとことん海の良さを満喫した回でした。勇気を持って飛び込むことが大事なのは、海だけでなく、人生においても繋がっていますので。



2008年8月6日水曜日

原爆の日

テロや環境問題等世界では多々問題がありますが、先の大戦時に比べれば平和な時代ですね。原子爆弾が実際に人々の頭の上に落とされることは、歴史として認識できても、現実としては、あまりに恐ろし過ぎて、認識・想像することすら難しい事実です。
しかしこの人類の悲劇に未だ苦しむ原爆症の方々に、戦後60年以上経っても未だ救済されない人がいるのは、政治・行政に大きな問題があります。何百、何千億の無駄な予算を垂れ流している一方で、原爆症の認定等には必要以上に厳しいのは道理に通りません。

2008年8月3日日曜日

みらいじま第5回無事終了

第5回プログラム、天候・海況・イルカも良く、星空もきれいで、最高の自然条件でした。御蔵のお祭りの時期なので盆踊りやお祭りもあり充実した時間を過ごせました。一年の中でも最高の御蔵の時期だと思います。

落し物は拾ってから14日以内

今御蔵島ですが、不覚にも財布を置き忘れてしました。御蔵もちょうど盆踊りや祭りで、相当気が緩んでいたのもありますが、元来お金や物に対し無用心だったかもしれません。
島に一人の警察に行ったら、法的に落し物は拾ってから14日以内届ければ良いので、少し待っててくれとのことです。匿名で郵便ポストに入れる人も少なくないとのこと。どちらにしても拾われた方はお届けお願い出来れば幸いです!万が一のヘリチャーター代等も入っていたので。

【追記】14日過ぎても届けてくださいね

2008年7月28日月曜日

みらいじま第4回 暑い、熱い子供回無事終了

海、イルカ、こども、自然、太陽、熱く絡みあっていました!以下最後子供たちへのメッセージを報告の代わりです。

「今回を振り返って、海況やイルカの状況のみならず、星や夕日まで見事に見える気象条件は、とても恵まれていたと思います。みんなの日頃の行いが良いのでしょう。この御蔵の自然を舞台に、みんなと貴重な三泊四日を過ごすことが出来たことをスタッフ一同嬉しく思います。
海では場所によっては深さ数十メートルも沖で、最終的にはみんなライフジャケットも必要としないでイルカと自由に泳ぎまわれたことは、これから日本・世界中の海でも泳げる自信や、生き物と関わる楽しさを感じて頂けたと思います。
東京湾も昔はイルカをはじめたくさんの生き物がいるきれいな海でした。今は御蔵島まで行かないとイルカとも会えませんが、みんなが僕たち位の大人になっても、いつまでもイルカが住める海が残っているように、毎日の生活のなかでも、地球の環境に気をつけていきましょう。また会える日を楽しみにしています!」

2008年7月24日木曜日

HPをカーボンオフセット、お勧め!

 環境事業を行うベンチャー企業が近所(四谷)に引越してきました!近くの良い店探索しながら気軽に情報交換等も出来るので楽しいです。

この会社Web事業を柱にしながら、オーガニック系レストラン等の情報サイト「きのまま」を運営しています。画期的な新事業が、国連から承認排出権を買ってきて、HPのサイト運営(サーバー等)から発生するCO2を、カーボンオフセットする認証システム「Green Site License」をつくったことです。
安く温暖化対策が出来、啓蒙・環境広告の効果もあるので、とてもお勧めです。早速「EcoJob」と「みらいじま」のHPもお世話になりました。「ブラジルサンパウロ州パウリニアにおける排出削減プロジェクト」とカーボンオフセットされるそうです!

カーボンオフセットとは
発生させてしてしまった二酸化炭素の量を何らかの方法で相殺し、二酸化炭素の排出を実質ゼロに近づけること

2008年7月22日火曜日

みらいじま第3回スタッフ研修無事終了!・・・原油高の影響も

第3回みらいじまスタッフ研修が無事終わりました。いよいよ御蔵も夏本番、好天のなかスタッフは海や山縦走等満喫し、また布団干し、ゴミ、備品整理等来週からの本番に向けて準備をしてきました。
一点甘く見ていたのが、定期船の原油高による燃料チャージ代のアップです。漁師さんではありませんが、これでは我々のNPO活動も回数重ねる度に赤字になってしまい、規定参加費の若干の緊急値上げも検討しています。

しかし取られたお金が莫大なオイルマネーとなり、この人類環境危機の時にドバイのような大エネルギー消費型都市建設等に向けらるのを見ると、許しがたい気持ちとなります。
定期船会社も、大型船に10人も満たないお客等1年に10ヵ月以上大赤字の航路問題も改善せず、日々無駄な温暖化ガス放出やエネルギーを消費を続けながら、値上げ分は全て乗船者にかぶせるのはなかなか許容できません。普通のメーカー等は原油高が販売価格に転化しないようにかなりの努力をしています。
漁師さんの一斉休業ではありませんが、原油高や安易な値上げは、一人一人が強く声を上げる時ですね。このままでは、皆買物や活動を控え、不況の道に突き進む気がします。

(写真)赤ちゃんイルカと親 撮影Hansen(スタッフ)

2008年7月6日日曜日

みらいじま こども回説明会・・・今年も信頼に応えたい

 今日は四谷ひろばにてみらいじまのこども回説明会でした。こんな時代に、10才にも満たない自分の大切な子供を一人で御蔵島に送り出すことは、相当みらいじまを信頼しないと出来ないと思いますが、ありがたいことに、説明会後のメールで「スタッフ顔見て安心した」という意見等頂き、一人のキャンセルもありませんでした。
説明会では親御さんたちと多くを語り合わなくても、目で不思議な「信頼関係」が結ばれるのを感じます。
この信頼や期待には必ず応えていくつもりです。

2008年7月3日木曜日

税金を気持ちよく払える国に

 この時期EcoJob決算に加えみらいじまも本格開始等厳しい日々が続きます。昔から嫌なことや無駄なこと形式的なことはやる気が起きず、恥かしながら大人になっても各種申告遅れ等その性格が出てしまいます。
ただ税金はそれが必要ならば高くても払う気になります。北欧諸国の高福祉であったり、キューバの「ガンから心臓移植まで医療費はタダ」、貧困国にも多数医師派遣を実施している等も一つの価値あるならばです。でも日本のように、日々これだけ税金の無駄を目のあたりにすると、払う気も申告する気も出てきません。税務署に提出する時、「払う人、徴収する人がいくら努力しても、使う人があまりいい加減だと・・・」公務員の署員と話し合う時代です。
税金払うことを誇れる国にしたいものです。
(写真)「逆境の子供たち」。
パキスタンでのキューバ医療活動の記録

2008年6月29日日曜日

スポーツ&自然&地域 新感覚海リゾート保田に誕生!

 千葉県内房の館山まで行く手前に「保田」があります。朝日キャンプを数十年間実施していた場所です。今週末は朝日キャンプ海合宿で、水温も低いなか、学生リーダーたちは明るく楽しく研修を行っていました。今年は和船(櫓漕ぎ船)も使い、海プログラムを充実させようと、朝日キャンプ事務局とみらいじまスタッフと共に櫓漕ぎの練習をしました。
「サンセットブリーズ・保田」
帰りにスポーツ&自然&地域をテーマにした、次世代リゾートが完成したというので見に行きました。僕も以前から保田で自然&地域のコミュニティ施設が出来ないか模索してきました。着くと、海の目の前に180人泊まれる宿泊施設、カフェエリア、スカッシュコート三面、フットサルコート三面等ある立派なリゾートで、スカッシュ選手で証券マンだった一人の青年が、事業計画を立案し、町や県も動かしお金を集め、千代田区の廃臨海学園を買取、リフォームや増築してつくったそうです。青年社長からは、このスカッシュ、リゾート、地域に対する愛情を深く感じました。地元やNPOとも協力しながら、自然環境系、福祉系のプログラムも充実したいとのことなので、今後みらいじまや朝日キャンプでも利用や協力もしていきたいと思います。僕も以前から保田で自然&地域のコミュニティ施設が出来ないか模索していたので、参近日中にスノーケリングやダイビングで海の可能性を見に行く予定です。宿泊料金も高くないのでお勧めです!
SunsetBreezeHota(サンセットブリーズ・保田)
http://www.sunsetbreeze-hota.com/index.html

2008年6月25日水曜日

西表島珊瑚産卵:エコダイブとエゴダイブ

 台風の心配をよそに、天候や海況に恵まれ、珊瑚の産卵も無事見ることが出来ました。産卵時の細かい動きを見ると、生みの苦しみみたいなものが伝わり、動物なのだと再認識しました。気になった点が下記二点、
・西表でもオニヒトデが出始めたこと
・ダイバーの珊瑚保護意識が低いこと
です。ダイビング中珊瑚をバリバリ壊しながら、「今日は珊瑚の産卵が少ない」と不満を言うおばさんダイバーもいましたが、これはではエゴダイブです。
ナイトダイブ、ナイトスノーケルも面白いですね。ドルフィンキックをすると、夜光虫がかたちに沿って光るのがまた綺麗でした。
スタッフ調べによると、今年の珊瑚の産卵の状況は、6月19日(水)満月後、3日後の22日(日)は×、4日後の23日(月)は△、5日後の24日(火)は○、6日後の25日(水)は○、7日後の26日(木)は◎、8日後の27日(金)は○ということでした。木曜日の夜が最高の産卵だったようです!

2008年6月18日水曜日

島根・鳥取視察

 寝台車「サンライズ出雲」に乗って、世界遺産になった石見銀山や遺跡・神社、砂丘、大山登山等、大急ぎで廻ってきました。短期間にほとんどの主要所を廻るかなり強行スケジュールでしたが、その分非常に充実しました。は竹下元総理の地元だけあって、中央からお金が豊富に廻ったのか道路や空港が必要以上に整備されていると感じます。なぜ空港が湖の両側に二つもあるのか。まさか島根県と鳥取県に湖がまたがっているから、それぞれの県で作ったのでしょうか。
中海大規模干拓事業が凍結されたのはせめての救いです。中海や宍道湖の漁業資源含めや自然環境が致命的に壊されるところでした。同じ国の予算を地方に配るなら、必要のない道路でなく、観光、美観、環境分野にシフトする必要性を痛切に感じます。
(写真)荒神谷遺跡:銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本が出土した。

2008年6月8日日曜日

秋葉原事件に思うこと

 昨日・今日四谷のお祭り(写真)で楽しい雰囲気のなか無事終了しましたが、最後宮入の時、一部心無い担ぎ手の暴力を目のあたりにして、「世の中には平気で人を傷つける人がいたものだ」と憂慮していた矢先、打上げの店で秋葉原で7人亡くなった事件を知りました。
これは社会がどうとか全く関係のない、絶対に許してはいけない無差別のテロ事件だと思います。
ただ近くに武道・格闘家や強い人がいたら、もう少し早く止められたかもしれないのが残念です。極真カラテの故大山館長は「素人のパンチは当たらないから、刃物も当たらない」とよく話していました。
あと日本の司法や法律は被害者・遺族よりも、加害者に優しい傾向を感じます。死刑の是非は別として、幼女連続殺人の宮崎死刑判決まで、どうして20年近くもかかるのでしょうか。そもそもそこまで精神状態や鑑定を重視する必要はあるのでしょうか。司法の労力を徹底的な無実の免罪事件の回避に割いて頂きたいものです。一層の法律の改正を望みます。

2008年6月5日木曜日

お勧めメディア2 「日経BPネット」

 前にも書きましたが、尊敬する人に田中秀征氏(元政治家、首相特別補佐、さきがけ塾塾長)がおります。昔さきがけ塾で貴重な勉強や経験をさせて頂いた時の塾長です。最近日経BPネットでコラム・連載をしていることを発見しました。この連載・コラム、他に立花隆、猪瀬直樹、財部誠一、田原総一郎等なかなか、本質探しの人が多く書いていて、政治、経済、社会非常に勉強になります!

Nikkei BP NET
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/

2008年6月1日日曜日

EcoJob9年目の抱負

今日は株式会社エコジョブ・ドットコム設立記念日です。8年が無事終了しました。まだまだ恥ずかしいばかりの会社ですが、おかげさまで毎年少しずつ伸びてきました。今年これまでの基礎固めから時期から、より本格的な企業への脱皮の年とするつもりです。今後とも宜しくお願いいたします。

2008年5月31日土曜日

予算の無駄・官の無駄 国民が官の改革の後押しをする時

 善良で意義ある仕事をしている公務員の方には申し訳ないですが、あまりに目に余る予算や官の無駄は徹底的に改革する時期に来ていると思います。

東京にいても、地方に行っても、あらゆるよころで無駄が目に付きます。例えば今仕事場の前で夜道路工事をしていて、煩くて集中出来ないので、喫茶店やホテルに時折避難していますが、素人から見てもまだ使える道路なので、工事内容を尋ねると、なんと「エコ道路」に作り変えているといいます。遮音や熱反射に優れているとのこと。しかし環境や近隣住民に実際そんな効果はない、無駄な事業だと推測します。

御蔵島では島の裏側に車で40分位行く道があり、人は誰も住んでなく日に車も人も数える程です。しかしその道には大理石で入口飾った橋四つ等はじめ、何十、百億かかっています。加えてそこから海岸に降りる道を、断崖にコンクリート吹きかけて何年にも渡りつくっていますが、毎年台風のたびに剥がれ、いまだに完成していません。島の人も「島の人の知恵を使えば、こんなに壊れることはない。昔からそうやって階段つくって海岸に降りていたのだから」と話しています。

こんなケースは予算・官の無駄の氷山の一角です。一方で環境問題や食料問題、資源・原油必要高等、必要な予算や問題は無数にあります。今官の改革について、政治の方からも本格的な動き(下記本参照)が出始めていますが、我々国民はこういう動きを強く応援していかないと、結局は犠牲はまた国民になるだけだと思います。

官僚国家の崩壊
中川秀直
http://www.nakagawahidenao.jp/pc/index.php

2008年5月24日土曜日

環境事業は「シンプル&自然利用」が!

 滋賀県の土壌汚染関連企業が、油汚染された土壌をバイオで浄化し、その土を昔の鉱山採掘で空いたの大穴に埋めて、木を植え山を修復する一石二鳥の事業を開始したので、視察に行ってきました。このように、環境事業は可能な限りシンプルで、自然の力を活用するのがやはり王道なのかと考えます。

次の日、なにかのエコツアー大賞をとった琵琶湖ほとり(写真)のかばたのある町「里山 命をめぐる水辺ツアー」に参加しました。かばたから流れる清流で野菜をあらったり、排水路も清流なので鮎の大群もいました。こういう自然は残していきたいものです。

琵琶湖「かばた」 エコツアー案内
http://www.matsu87.jp/sinasahi_midokoro.html

2008年5月18日日曜日

みらいじま御蔵島 臨時スタッフ研修終了・・・西表島珊瑚一斉産卵見学ツアーも募集!

 絶好の天気の中、赤ちゃんイルカをたくさん確認できました。太陽が眩しくウェットスーツなしでも気持ちよく潜れました。7月本番前にもう一度臨時研修回を実施したいと思っています。この時期のドルフィンスイムは、天候・海況・イルカの状況により、天国と地獄に分かれますが、今回のようにずべての状況が良かった時は、やはり最高です。

西表島 珊瑚産卵ダイブツアー
夏場の満月大潮の四日後に、珊瑚の一斉産卵があります。これを見に行くツアーです。
◆6/22(日)-25(水)2ボート付
¥86,200(3泊4日・食事無)
6/22(日)
羽田発08:55-11:30那覇着、那覇発12:45-13:40石垣着、石垣港14:30-15:10西表島
6/23(月)2ボートダイブ※ランチ付
6/24(火)※両日ナイトダイビング(¥8,400/1ダイブ)は現地清算です。
6/25(水)
西表発11:00-11:40石垣港、石垣発14:45-15:35那覇着、那覇発16:50-19:10羽田着
◆宿泊先:西表島・カンピラ荘、◆ダイビングサービス:コーラルスパーン、◆委託ツアー会社:PIT

2008年5月11日日曜日

バーのすすめ・・・エコバーも誕生

 お酒は飲むほうなので週に数回はバーに行きます。友人、NPO、環境ビジネス等と一緒の時もあれば、一人の時もあります。
ありがたいことに、四谷には酒、マスター、雰囲気の良い店が多いです。
一番お世話になっている店が「OFF ROAD」、地元の方、メディア関連の人が多いです。昨日は「正論」編集長が来ており、十代で極真の大山倍達の影響を受け、四国の芦原空手で十数年修行していたお話を聞き、僕も昔同様に影響を受け奄美大島に空手修行に行ったので、同じような考えの方がおられたことに驚きました。次に行く店は「OTIS」(写真)こちらは僕のシングルモルトの先生です。
御蔵でも、全て御蔵の木でつくったセンスの良いバー「カンブリ」がありとてもお勧めです。
最近驚いたのは、知人に池袋の環境系バー通称「たま月」の存在を紹介されたことです。「六ヶ所村ラプソティ」の監督やフェアトレード等の環境系グループが来ており、情報交換、良き出会いの場所にもなりました。また地元にも「宇佐美飲食店」という環境カフェがあり、有機の食材や酒、ゴミ出ない細かい工夫、洗剤やお絞まで気を使った、体と環境ににやさしいお店があります。

イギリスにいる時、パブの存在、そこでの議論が民主主義の発展に寄与したと言われました。確かにこのような場所があるのは、ありがたい限りです。

2008年5月6日火曜日

みらいじま 第2回スタッフ研修無事終了!

 第2回御蔵島スタッフ研修が無事終了しました。生まれたばかりの赤ちゃんイルカが、元気一杯御蔵の海を泳ぐ姿も確認できました。
黒潮本流が来ているため、流れに乗ってカツオやキハダマグロも通過しており、方々に鳥山(カツオ等に追われた鰯等が水面に上がり、鳥がそれらを狙う)ができています。これだけ人類が海洋資源を獲っているのに、まだ毎年同じようにこの海域を訪れるのはありがたい限りです。
一度生態系システムが壊れてからでは遅いので、カツオやキハダマグロの漁業資源管理は今が大事かもしれません。
第2回も意欲の高いスタッフが集まり、今夏に向けて頼もしい限りです。スタッフ希望者がGW研修だけで収まらなかったので、希望者多数の場合は、第3回臨時スタッフ研修を5月16夜~18日で開催するかもしれません。希望者は education@ecojob.com まで!

2008年5月2日金曜日

お勧めメディア 「朝日ニュースター」

マスメディアの中で、最近お勧めなのが「朝日ニュースター」です。
朝日グループのニュース・報道チャンネルですが、政治・経済・社会に対する情報が正確で、批評・批判も自由に行われており、必要ならば自らの朝日新聞等も痛烈に批判しています。独立志向の番組が多く、金子勝、葉千栄、田原総一郎等の番組がお勧めです。
メディアに最近欠けているのが、正確、公正、中立、本質、啓蒙、正義等ですが、それらを求めていく姿勢をその番組には感じます。通信衛星(CS)の24時間放送、全国のケーブルテレビか、スカパー!、e2 by スカパー!で有料で見れます。
下記お勧めの番組です。
・金子勝:ニュースにだまされるな!
・ニュースの深層
・葉千栄:NIPPONぶった斬り
・朝まで生、サンプロ等
あとアメリカの報道番組を紹介するTBSテレビの「CBSドキュメント」の番組や、その司会のピーター・バラカンも、環境的発言聞いていて相当骨のあるブロードキャスターです。電力系スポンサーから相当の圧力に耐えていると思います。こういう人や番組を応援していきたいものです。

2008年4月29日火曜日

みらいじま第1回御蔵島プログラム無事終了(スタッフ研修)

 「イルカたちに挟まれそうになった」とスタッフが興奮するほど、海では野生イルカたちが元気一杯です。天然記念物の南郷(島の南東裏側)に一泊(上写真)し、オオミズナギドリを観察しましたが、夜中飛び立つ時は耳裂けそうな程、何千羽の鳥たちの声のオーケストラでした。夜中の一時半から三十分ごとに音が大きくなっていき、三時頃は最大音量、全ての鳥が飛び立った後は、見事な静粛が残ります。また船頭さんからイセエビもらったり(一人一匹)、ちょうどこの時期咲いているえびね蘭の香りを楽しんだり、天候・自然に恵まれた研修でした。ただ海況は荒れていて修行のようでしたが。
今年の新人スタッフたちはやる気十分、向学心も強いです。現役スタッフも各自しっかり仕事や指導を行い頼もしくも感じました。この流れでいけば今年はより盛り上がりそうで、夏本番が楽しみです!

2008年4月26日土曜日

肺の奥がやられた・・・平日「夢の島」には気をつけよう

健康で言えば、病気はほとんどしてないし、ここ数年風邪や体調崩して寝込んでいません。化学物質には弱いですが。健康法は、風邪は引かないようにしてるくらいで、あとは食事も酒も、質にはこだわるけど、体欲するのもを好きな時好きなだけ飲食しています。薬やサプリメントも飲んだことありません。
つまりいたって元気な方ですが、今日は道で倒れそうになりました。東京の新木場駅前(夢の島)の大通りの十字路、上は湾岸道路のところで、タクシーを待っていて、肺に痛みと危機を感じてです。月末・金曜・午後三時ということもあり、まさに絶え間ない無数のディーゼル車が排気ガス(NO2やSPM等)を出し、壮絶な大気汚染でした。ここは元来下がゴミ埋立地、清掃工場もあるし、現代文明の負の部分の象徴のような環境です。
ここに運動場や競技場をたくさんつくる神経は異常です。ディーゼル車の多い平日にこんなところで運動したら、肺に良くないと思いますが。
最近夜の会合等一週間以上連続で続き、体弱ってたのもありますが、12時間経った今でも肺の奥に違和感を感じています。

2008年4月15日火曜日

御蔵の明日葉(あしたば)

御蔵島に今年のご挨拶に行って来ました。お世話になっている方々も皆とても元気でなによりでした。イルカたちも人と実際ぶつかる程絡んでくるくるとのこと。明日葉としいたけをたくさん御土産でもらいましたが、御蔵の明日葉は本当に別格の味です。水や腐葉土の質が違うのかもしれません。今事務所立ち寄り頂ければ、是非お試しを!

2008年4月12日土曜日

四谷ひろばオープン!! ビオトープ専門家募集!

今日「四谷ひろば」のオープニングセレモニーがありました。「四谷ひろば」は、旧小学校を、地域・世代交流、音楽、文化、芸術、パソコン教室、スポーツ、貸教室、おもちゃ博物館等の場として、地域が運営しております。この大きな試みは、今大きな問題なく離陸し始めています。諸課題はもちろん噴出しておりますが。

ビオトープまでやります!こどもたち主導で、旧学校内の荒廃した池や田んぼ(写真)を、理想のビオトープの場に作り変えます!専門家がいませんので、知恵と力を子供の背後から貸してくれるボランティアを募集です!EcoJobまでお知らせください。

みらいじま4月MTG&スタッフ説明会&備品整理


今日はみらいじまの活動も重なりました。御蔵島プログラムにおいては、御蔵で民宿を借りているので、宿や食事関連の備品のチェックや掃除が必要ですが、こういう地道な裏の仕事を、わざわざ休みの日に嫌な顔一つせず1日中黙々と頑張ってくれるスタッフがいるからこそ、御蔵でプログラムが出来るのです。またあるスタッフは、参加者費用を安くするために、船のチケットが安くなる優待券を、オークションで数百枚買い取ってくれました。みらいじまの料金が安めなのはこういう努力もまるからです。それぞれ感謝!

2008年4月11日金曜日

公務員の終身雇用制度の改革を

たまには世の中のお話も。
日本で多くの問題が噴出しているのは、国会議員に理念、見識、能力の低い人が多いのと、公務員問題が起因しているように思います。国会議員は我々国民が選んでいるから、その点は結局我々国民にも責任がありますが。国民も、議員に選挙応援の見返りを求めたり、町会等の暇つぶしで議員を呼んでいるようでは、議員もしっかりした仕事ができません。
昔「さきがけ」という政党があり、そこの「さきがけ塾」の一期生(田中秀征塾長)で勉強をしていました。今日はその二代目塾長の錦織淳先生(元首相補佐官、数回議員落選、弁護士)との酒宴がありましたが、ここまで理念、見識、能力の高い人が議員を落選している現状も、本当に日本の損失だと思います。

議員よりも国を悪くしているのが、今の公務員制度、悪しき公務員、過剰公務員の方々かもしれません。
もちろん良い公務員、能力があり、憲法の「国民全体への奉仕者」としての使命感をもつ公務員もおります。先日も税務署に素晴らしい公務員がおり、感動して土産に地元いちご大福を持参した程です。しかしこのような人は少数のような気がします。
能力・見識・責任感を失った公務員の解雇や、過剰人員の解雇は、せめて大手民間企業並に制度を変えないと、人件費だけでも国が傾いている大きな要因の気がしてなりません。大事なのは新卒採用の削減ではなく、意欲・能力失った人員の解雇だと考えます。

或は公務員の方々は、解雇のリスクが少ないからこそ、勇気をもって上に物を言い、自分の組織や仕事を改善・改革し、真に必要な仕事をして欲しいものです。
皆リスクを背負って生きている訳で、特権は誰にもありません。昔の武士階級には特権がありましたが、これは最大のリスク(命)を賭けた人たちだからです。

2008年4月10日木曜日

会社の選び方・・・離職率と言葉使い

たまには本業(EcoJob)のお話も。
今日はとあるお得意様に情報交換に行きました。EcoJobと同じ頃設立された環境系ベンチャーですが、弊社とは対極に(?)、短期間で一部上場までした果たした会社です。その努力も凄いのですが、加えて驚いたのが、EcoJobからもこれまでたくさん技術者等採用頂いたけれど、誰一人辞めていないとのことでした。
離職率の低い会社は、いろいろな角度から見ても、やはり良い会社が多いです。反対に離職率の高い会社は、どんなに業績良くても、何かしら問題があると思って良いかと思います。
あと僕が経営陣を判断する上で気にするのが、人材に対する言葉使いです。人を「使える、使えない」、「必要ある、必要ない」と平気で物扱いする人や会社は結局は三流で失礼です。そういう人や会社は、黙ってみてると、結局本業もダメになるケースが少なくありません。

2008年3月28日金曜日

池内了さんのコメント【化学物質問題:3】

宇宙物理学者で、世界平和アピール七人委員会のメンバーである池内了氏の日経新聞でのコメントが、化学物質過敏症に関するコメントで、一番簡潔で的を得ていると思います。下記要約です。

私たちは化学物質に大きな恩恵を受けてきた。食糧増産への寄与、伝染病減、工業製品を強化等の多くの効能だ。日常的に使われている人工化学物質は数万種類にもなるが、そのごく一部に、思いがけない問題が生じるようになった。
その一つに化学物質過敏症がある。
身辺の化学物質に対し過敏性を持つようになり、頭痛・めまい・いらつき・手足のしびれ・不眠・鼻炎・倦怠感など、さまざまな症状を示す人たちのことだ。建築材料のシックハウス症候群はじめ、排気ガス、シロアリ駆除剤、農薬、ゴミ焼却時の排出物など、他にも化学物質過敏症になる原因が多くある。
問題は個人差が大きいことで、平気な人から見れば理解できず、医者も無視しがちとなっていたが、今や日本の成人の化学物質過敏症の患者は70万人(2004年データ:現在200万とも)に達しており、診断・治療の研究進歩がが強く望まれている。
本来、体内に入れば悪い作用をする物質に敏感な人たちだから、化学物質「鋭敏」症と呼ぶべきではないだろうか。

園田純子さんからのメッセージ【化学物質問題:2】

シンガーソングライター園田純子さんの「化学物質過敏症」の日経新聞コラムが、ご自身のブログで全て掲載されました。
この病気は個人差が大きいですが、誰にでも発症の恐れがあります。体の薬物や化学物質に対する許容量を一定以上超えると引き起こされるとされています。僕は都心の幹線道路沿いで育っているからか、過敏症の気が強いです。島や森行くと途端に回復するから、自然は偉大です。
日常生活で無意識に体に受け入れているケースが本当に多いので、これは皆さんにも必読のコラムです。

園田純子さんプライベイトブログ
http://blog.goo.ne.jp/aqua_november

2008年3月26日水曜日

国立競技場のシック(sick)な香り【化学物質問題:1】

今年から国立競技場内のトレーニングセンター(トレセン)で数年ぶりに会員も戻り練習を開始しました。時間がなかなか取れず、週数回1回40分位で、3キロ走って皮縄跳び1000回の基礎練習でちょうど時間がきてしまいますが。トレセンは施設も機器も立派で非常に充実しています。

トラックも走れるのですが、苦手な化学物質臭がします。強くはないけど確実なシック(Sick:病気になる)な香りです。芝生の農薬等かと思い、競技場本部に聞いてみると、グラウンド芝生脇の下水溝に使う化学処理剤でないかとの答えでした。また風呂換気口から大量の化学物質臭がトラックに流れています。これは風呂に入れる大量の塩素が濃縮したものかもしれません。

トレセン会員のみならず、サーカー選手等はこのグラウンドで体力限界まで走り廻るので、これら化学物質を肺の奥まで取り入れるのは問題かもしれません。今度詳しく問い合わせしてみようと思います。

2008年3月19日水曜日

環境ビジネスのアジア市場300兆円に?

福田政権は、環境ビジネスに日本の経済成長の柱と目論んでいるようです。日本の省エネ技術を広め、2030年にアジアの環境ビジネスの市場規模を現在の5倍にあたる300兆円への拡大を軸にアジア各国とのつながりを深める「アジア経済・環境共同体構想」の原案を最近まとめました。

確かにアジアは環境問題が深刻な場所が多いので、環境ビジネスが発展することは、その改善に大きく貢献するでしょう。しかし、環境ビジネスを「環境事業や活動の中で、経済的採算性ととれるもの」と定義するとして、この構想でも支払ってくれる人がいないと成り立ちません。環境に一定の額を負担するという参加国共通の枠組み、ルール、規制作りをしなければ、絵に描いたもちです。

昔から環境ビジネス成長の予測、統計、構想等をいろいろ目にしますが、当たっているレポートはほとんど見たことがありません。

2008年3月8日土曜日

みらいじま 2008年 EcoDive 活動内容決定!

東京ボランティアセンターにてメンバー集合、グアム環境問題報告や珊瑚の勉強、また2008年みらいじまEcoDiveツアーの活動方針が決定しました。
【活動方針】環境活動とScubaDivingとの融合。国内外の美しい自然の島々にてスキューバーダイビングの満喫と各島々の環境問題の現状を調査・報告。
【活動内容】
①本物自然体感:国内外の生物多様性や魅力的地形等へのツアーの開催
②技術・学習: ダイビング技術向上(初級~上級)と環境問題の学習
③環境調査:  ゴミ・水処理・生物多様性等世界中共通の、島の環境問題の現状調査及び公表
※2008年度は、グアム、パラオ、バリ、インドネシア東部、ココ島、石垣、西表等を予定。

2008年3月1日土曜日

みらいじま 2008年御蔵島プログラム準備開始!

四谷地域センターにて、2008年みらいじまの御蔵島環境教育プログラム活動の準備MTG&スタッフ説明会が開催されました。今年度のプログラムスケジュール日程も決定!!詳しくはみらいじまHPで。
またボランティアスタッフ参加者&スタッフ候補生、短期御蔵島住込みアルバイト生、GWスタッフ研修参加者募集します!

2008年2月24日日曜日

四谷四丁目 田安・鎮護稲荷神社祭

 土地や地域には長年住んでた人の魂が宿っているかもしれません。江戸時代からこの町に住む人達が大事にお守りしてきた田安・鎮護稲荷神社神社に、年一回の神社祭で町民皆で頭を下げる時は、昔の人々と今の人々との歴史がつながる時かもしれません。春一番の風でしたが、恒例の餅つき大会も実施されました。

2008年2月17日日曜日

極真王者祝賀会

 新極真の塚越世界チャンピオンの優勝祝賀会に出席させて頂きました。日本人で外国人にパワー負けしない空手家は稀有です。恵まれた体に、相当の修練を積んだ結果で、心から敬意を表します。あともしも願いが叶うなら、テセイラ選手との極真王者統一戦を・・・
最近僕も何年かぶりにトレーニングを始めました。化学物質過敏症の方から、汗をかくと体から科学物質が抜けて楽になると聞きましたが、確かにトレーニング開始してから本当に化学物質に強くなりました。
(写真)塚越チャンピオンの道場生、後姿の緑代表横にはなぜか超合筋、キックの武田幸三さん。スーツから筋肉が浮き出ていた。
 

2008年2月12日火曜日

グアム島 EcoDiveプレツアー

 2月6日から10日までEcoDiveのプレツアーでグアムに行ってきました。

グアムは乱開発で潜るポイントがないと思い込んでいましたが、今回初ダイビングで、思いのほか珊瑚等や魚等生物多様性が豊かな海でした。今回は主に現地ショップを使わず、タンク等レンタルして、現地精通したスタッフと共に、自分たちで自由に潜ったのもいい経験でした。これだけ乱開発進んでいても豊かな自然、すっかり元気一杯に戻りました。

ただ案内してくれたスタッフ友人現地環境省研究員は下記問題点指摘しています。
①ゴミ処分場が限界で汚染浸水が周辺に漏れている(土壌・水質汚染)。
②古火力発電24時間不完全処理の煙を排出(大気汚染・気候変動)写真
③地域工場は、最温室効果ガス石炭で発電している(大気汚染・気候変動)
④水処理不備、⑤乱開発工事で珊瑚影響、⑥ダイバーやオニヒトデの珊瑚破壊

我々も結局は旅行中大量消費、大量ゴミ、珊瑚破壊等大迷惑をかけました。
ただグアムの下記4点について現状を調べ、レポートにしてネットで公表していきたいと思います。
環境破壊の現状を調べ、一般に知ってもらうのも、まずEcoDiveの一年目の仕事かもしれません。
①ゴミ処分場の現状
②水処理
③珊瑚状態
④火力発電所の現状

しかしアメリカ圏に行くたびに感じるのが、体を壊す程の寒い冷房、食べ切れないご飯、膨大なゴミ・・・
これは明らかに人類破滅への文明ですよ。

2008年2月5日火曜日

ソトコト今月号にみらいじま紹介

ソトコト3月号
「完全保存版LOVE&ボランティア NPO&NGO137」
環境教育のページです。
ソトコトはロハス発祥の雑誌です!

2008年1月31日木曜日

無責任な人々二 ・・・ 相手にする必要はないと思う

最近個々の環境問題に否定的な本やテレビについて、意見を聞かれることあります。それらを見ていないので正確には分かりませんが、内容をまた聞きするには、何事も注目されているものに対し、非難するレベルのものではないでしょうか。特に相手にする必要はないと思います。揚げ足をとるような学者やジャーナリズムも少なくありませんので。

ただ昔からそうですが、マスコミ等の環境問題の紹介で、断定のし過ぎや伝え方の間違いが目に付くのは事実です。その点の指摘は大事だと思います。

環境問題は、複雑で膨大な自然や生物のシステムを相手にるすので、どうしても完全なる科学的実証が難しかったり、不確性が残ります。そこら辺をつけば、一応論理を体裁立てて、反対のことを言うのも難しくありません。

日本の公害の歴史でも、あれだけの悲劇、辛苦、損害をを生み出した水俣病も、完全な科学的実証がされるまでの何十年かかりました。それは「工場から出る水銀は生物に影響がない」と無責任な学者が主張し、業界全体がそれに応援していたからです。その何十年の間工場からは水銀を排出され続け、最終的に膨大な悲劇と被害を生んでしまいました。その学者たちは責任を負っていません。

いつの時代も無責任な人々はいるものです。

国連にも出された水俣悲劇の象徴的写真(リンク)
http://www.pku.edu.cn/life/xuehui/yasp/pic-sheyingdashi/eugene%20smith/Tomoko%20Uemura%20in%20Her%20Bath.jpg

無責任な人々一 ・・・ 温室効果ガス代わりに放射能では

温室効果ガス排出の代わりに、放射能汚染はもっと困ります。

温室効果ガスによる気候変動(温暖化)は環境問題の一つです。先日のあるシンポジウムのパネルディスカッションを聞いていて、電力会社のある有名な方が、ちょうど温暖化問題で会場がヒートアップしている時に、「だからこそ環境問題を解決するために、二酸化炭素を出さない原子力をカーボンオフセットにしましょう」と話していて、腰を抜かしそうになりました。カーボンオフセットとは、本来発生二酸化炭素を植林やクリーンエネルギー等で相殺することです。

確かに原子力から多大な恩恵を受けています。温室効果ガスも出ません。ただなにが問題かと言えば、未だ放射性廃棄物の処理技術がなく、廃棄場所もまだ見つかっていないことです。それに加えて六ヶ所の核燃料サイクルは、実際に一定の放射能が大気や海中に排出されてしまいます。これらが将来、人類が手に負えない、取り返しのつかない、深刻な環境問題になることが予想されるからです。

しかしながら、将来の世代に対し、いったいどのような責任を持って、原子力をカーボンオフセットにしようと言えるのでしょうか。せめて少しでも処理技術等の目処がたってから発言して欲しいものです。

2008年1月21日月曜日

環境の世紀へ 今年は大きな一歩に

 長年環境のこと見ていると、時に大きく時代が動く時があります。今年はそんな年になりそうです。

環境といっても、注目されているのは「温室効果ガスによる気候変動」です。注意しなければいけないのは、これは環境問題の一つに過ぎません。他に世界的に見ても、廃棄物処理等、重要な問題は山積みです。

「不都合な真実」のゴアさんと国連IPCCのノーベル平和賞から加速した、気候変動(温暖化)対策への国際的な動きは、マスコミがついてきて大変な熱となり、その後ダボス会議や日本の施政方針演説、そして洞爺湖サミット(写真:会場)でも最重要課題となります。加えてアメリカでは温暖化対策や環境全般に興味を持つ民主党の勝利が予測されるので、この動きはしばら続くと思われます。

一点心配なのは、政府の施政方針演説やテレビ等マスコミの報道見ていると、熱が先走って客観的な事実や予測、対策が脇に追いやられることです。

大事なことは、熱だけでなく、事実や予測を整理・判断して、意味のある施策や枠組みづくりや、個人の日々着実な行動が大事だと思います。(写真:サミット会場の洞爺湖)

2008年1月15日火曜日

今年は、言って見ませんか!

 お店や事務所、学校等冷暖房で暑すぎたり、寒すぎたりすることが多々あります。温暖化問題がさけばれるなか、夏等冷房で寒すぎて体調壊すなどはまさに本末転倒です。お店等で実は皆が寒いと思っているケースも多々あります。

そのまま我慢していれば、

皆不快+事務所・店の経費大+温暖化等地球環境の悪化
ですが一言言って室温変えてもらえば、
皆快適+事務所・店の経費削減+地球環境にも配慮
となります!

誰しも一言言うのはすごく嫌なことだし、謙譲や我慢は日本の美徳ですが、明らかに三方皆損な場合は、言わないことは単なる「逃げ」になってしまいます。言い方気をつけて、勇気もって今年はどんどん「言い」ましょう!

しかしクレームはつまらないことでも疲れます。
地域の美化でも皆努力しているのに、新宿区公園局が地元公園の入口に自転車等置かれないためのバリケード(写真)をつくりました。これは、道の邪魔、美観悪、意味なし(取ったらまた直ぐ置かれる)の三点セットなので、区の担当者に撤去お願いしたら「道の半分は区の土地だから」という不明な回答で、なんとそのまま六ヶ月放置しっぱなしです。
先日町の新年会で新宿区長が来場していたのでこの話をすると「直ぐ撤去する」と憤慨してくれましたが、なんと区長ですら部下担当部署の抵抗にあっているそうです。能力とセンスのない区職員がいると皆が不幸ですが、こんなつまらないことでも言い続ける必要があるのでしょうね。

2008年1月10日木曜日

綺麗事

 銀座の82才の寿司職人の名店が、仏のミシュランで三ツ星取り話題になり、NHKの仕事の流儀でも放送していました。

「まだ私の寿司に改善の余地がある気がする」という向上心も尊敬しましたが、もう一つ驚いたのが、調理機器・器具や調味料入れ等にプラスッチク類がほとんどないことです。

レストランやお店に行くと、さりげなく調理場を見るようにしていますが、プラスチック類の多さに驚かされます。ものによっては、味も薄いオブラートがかかる感じや、環境ホルモンの心配等で好きではありません。実際厚生労働省でも最近規制が増えています。

名人は、調理器具も「綺麗事」でなければいけない、と話していましたが、それは味や環境(安全)の観点も本能的に感じているのかもしれません。今度お店で是非確認したいと思いましたが、予約は取れなさそうですね。

2008年1月5日土曜日

闘い の年に

今年も宜しくお願いします。12月は相当忙しくブログ書く余裕がありませんでしたが、今年は週一回は頑張りたいと思います。

さて本題です。年頭に思うのは、当たり前ですが、やはり平和がいいですね。戦争や闘いは最後まで避けるべきだし、イラク戦争など簡単に支持するのも許されません。日本はまだ平和ですが、来週末の給油法など暗殺されたブット氏のパキスタンとも深く関わってくるので、もはや他人事ではありません。

しかし社会の中でも嫌でも闘いはふりかかってきます。まだ新年一週間も経っていないのに、二件の環境系の裁判・紛争に関わることになりそうです。化学物質過敏症と地域の建築・開発の件で、共に大企業や行政等が相手で泣き寝入りも見過ごすことも出来ませんでした。ただ今の時代、地域や個人でも、主張や方法が間違っていなければ十分勝算あるのがありがたいです。
しかし世の中、個人では良い人多いけど、どうして組織になると人の痛みが分からなくなること多いのでしょうか。

環境ビジネスのある仲間は、司法試験まで受かって、弁護士資格も持つそうです。これは環境事業・活動を円滑に行う上で理想的です。明治時代の足尾銅山田中正造の時代から環境活動には裁判が付物です。

今年は鬼になることも多いと思い、この写真に鬼面を探していたら、こんなきれい鬼の写真見つけました。鬼蓮(オニバス)という東京都の天然記念物だそうです!闘いなど本来自分自身とやるもので、やっぱり他とは平和がいいですね。