2006年7月31日月曜日

みらいじまこども回今年もスタート

昨日みらいじ第9回プログラム(こども回)が無事終了しました。

5,6年前、海洋学者のジャックモイヤー先生(故人)が、御蔵島で自然教育を実施している写真を見て、「こんな黒潮本流の海でよく子供向けのプログラムするものだ」と感嘆したことを今でも覚えていまが、自分たちも知らずしらずに子供プログラムを実施できるようになっていました。自画自賛で恐縮ですが、現場での経験の積み重ねが、自信にも繋がったからだと思います。 とはいいつつ、まだまだ中身は全然モイヤー先生には及ばす、いつも子供回始まるの2週間前から異様な緊張感が取れませんが。

今回は梅雨明けで、天候にも恵まれ、主要な海、森、沢、環境各プログラムもできました。
ただ子供回は普通にこなすことがどれだけ難しいか実感します。体調は壊しやすいし、海においても体力の減り方や恐怖心が大人とは違います。

予想外のことも多く、三年間学校無欠席の一番元気な子が、夜40度近い高熱で妄想にもうなされ、診療所にもお世話になりました。

また印象的だったのが、親子参加の組です。お母様方には、熱発の子が出た時や宿等にて、強く優しい手助け頂きました。また小6男子になると普段は生意気盛りですが、親子でドルフィンスイムに仲良く出かける光景は、なかなか素敵でした。

最後に、良き参加者と、献身的なスタッフに感謝します。

(写真) 野生イルカを見つけた時

2006年7月27日木曜日

EcoJob環境ニュースの配信再開

EcoJobからの環境ニュースの配信が再開されました。
ニュースソースは、研究機関、公官庁、マスコミ、欧米の主要な環境情報機関もチェックしています。

話は少しそれますが、今マスコミはグループ化されているので、一つの新聞やTVだけだと偏った情報しか入らないので注意が必要です。朝日新聞&テレビ朝日、日経&テレビ東京、フジサンケイグループ、読売&日本テレビ等です。マスコミも、グループの利益よりももう少し「社会の公器」の役割に、重点を移してもらえれば、こんなにたくさん新聞とる必要もないのですが!

EcoJob
Environmental News「今週の環境重大ニュース」http://www.ecojob.com/news.htm

2006年7月24日月曜日

参加者同士のまとまり

先週末の第8回(7月20から23日)は梅雨前線不安定のなか、なんとか主要なプログラムは出来ました。自然が厳しかったのもあるのか、参加者同士のまとまりが良く、帰りの船では8時間の洋上宴となり、深い人生話(?)話までしていました。
20才から65才まで幅広い年代が、自然に触れ合い、素になっていろいろ話すのもまた面白いです。御蔵から三宅まではまたも漁船でした。
(写真)洋上宴にて特技披露

2006年7月22日土曜日

不思議なもので

この時期週末の御蔵の話ばかりになりますが

梅雨前線活発化、伊豆諸島上のなか、御蔵第8回慎重に考えたけど、昨日(20日)決行決定しました。
しかし今日到着次第、滝のような雨、風も異常、天気予報でもこの後プログラム考えると絶望的な気持ちに。
中止した方が良い選択肢もあります。参加者の時間や4,5万の参加費も貴重だし、僕らスタッフも限界の時間の中でやっていますので。本業の仕事もたくさんしたいですしね。

でも結果として、海の中ドルフィンスイムは雨関係なく、幸運にも野生イルカはとてもフレンドリーで、参加者もとてもいい顔していました。途中風速20m以上になり、顔も上げられないので陸に戻りましたが、これもめったに出来ない経験です。

その後天気の合間ぬって森にも入れ、長老のお話も聞き、巨樹も見て、明日葉摘んで、料理もたくさん作れ、環境教育講座もでき、最後は御蔵の木で出来た居酒屋で打ち上げし、結果として決行して良かったです。

朝絶望的な気持ちの時、状況好転するかほんとに悲観的になりましたが、人間が出来る範囲で考え、努力すれば、好転実現すること多いと思います。まだ明日以降は分かりませんが。

2006年7月20日木曜日

EcoJobお役たち情報

EcoJobの「お役たち情報」、いろいろアップしてますので、環境就職・環境ビジネス関連の方是非見てください。新担当のH氏も奮闘しております。

自然調査関連の人材依頼が最近非常に多いのですが、なぜか一定の時期に特定の職種の求人が固まる傾向あるのも環境求人情勢の事実です!

2006年7月18日火曜日

御蔵島は夏真盛り

みらいじま第7回無事終了しました。
好天にも恵まれプログラム大体無事にこなせました。野生イルカたちはあいも変わらず元気いっぱいです。

終了後竹芝での、参加者のコメントや表情見ると、その回の充実度が分かりますが、今回は皆いい顔していました。

今日は強風にて帰りの定期船欠航で、急遽漁船チャーターで三宅に移り、そこから定期船で戻りましたが、これもめったにできる経験ではありません。

みらいじま本来の自然の良い部分の体感や環境教育に加え、自然の厳しさの経験や、その環境で生き抜いてきた地元の方との触れ合いは、人生勉強にもなり、ちょっと人生深まると思います。

お世話になっている桟橋長は、喜寿(77才)にして朝三時起き、冬でも夜明け前から桟橋に立って仕事している訳だから、僕らが怠ける訳にはいきませんね。

(写真)漁船で御蔵に移動中

2006年7月13日木曜日

みらいじま 二つの節目

いよいよ今週末から御蔵島環境教育プログラムの本番が始まります。

みらいじまも5年目にして、一つの節目を迎えようとしています。これまでの経験を、次の段階に発展させる年です。もうアマチュア精神だけでは許されません。

先日こども回のお母さんより次のメールを頂きました。

「このプログラムを通して、さらにこどもが自然の大切さを学び、自信と勇気をもらって成長できるのではないかと思っております。 皆様、お仕事をされながら、このような活動をされているとのこと、感謝いたします。」

大人・子供どちら対象でも、これらの期待に応えられるプログラムをつくっていきましょう。

もう一つちょっと真面目な話ですが、77才になって二つの宿管理するおじさんの過負担や、私事で恐縮ですが拡大する仕事との時間的限界を考えると、今年のようなプログラムは、最後になる可能性も一概に否定できません。

万が一そのような場合でも悔いがないように、今年はひとつひとつのプログラムを大事にして、「自然体感を通じて、夢と希望が与えられるプログラム」「環境意識を高めることの出来るプログラム」を具現化、完成していきましょう。

なによりも安全に!

2006年7月11日火曜日

EcoJobの新たな挑戦 

良く間違えらるのですが、僕の会社は環境分野の、人材派遣会社でなくて、人材紹介会社です。
つまり派遣社員でなく正社員等を紹介する会社です。ネット中心の紹介ですが、毎日面談も実施しています。

これまで派遣をやらなかった理由は、派遣にあまり良いイメージなかったからです。
確かに社会にたいして、「功」の部分もありますが、「罪」の部分も大きかったと思います。
環境分野においても、雇用情勢が悪い時は、特に環境分析の職種等、本来正社員で雇うべき人材まで、企業は派遣でしか採用せず、労働者の不安感や、格差を助長しました。こういう場合人材会社はクライアントに逆らえません。
しかし今回派遣事業開始を決めたのは、
・求職者や求人企業で、当社への派遣へのニーズが高いこと。
・紹介予定派遣(正社員採用の前に派遣で様子をみること)は、ミスマッチ解消に多少貢献できること。
・人材不足の拡大により、求職者と求人企業の力が近づいたこと。
これらは、派遣の功罪の「功」を追求できる環境を意味しているからです。

“ EcoJobは、環境分野の特色があり、しかも派遣の「功」のみに限定した、派遣事業に挑戦します ”

“ これらを実践したい人材も募集しています ”

エコジョブ派遣参入の記事http://eco.goo.ne.jp/news/files_daily/daily_20060629.html


追伸:しかし、御蔵で世話になってる船頭さんに仕事のこと聞かれ、派遣と勘違いされて、「おめー、人に働かせて、自分は搾取して、おめーに似合った仕事してんなー」となぜか納得されたの思い出しました!

2006年7月5日水曜日

致命的な隙をつくらない人が

ワールドカップをはじめ、K-1中量級世界決定戦とか、最近は世界最高レベルの試合が多くて、嬉しいですね。プライドがフジで放映しなくなったのは残念ですが。

実力がほぼ一緒の、超一流選手やチーム同士の試合で、勝負がつく瞬間とは、“致命的な隙が出た瞬間”だと最近感じています。しかしジダンの現役最後は見届けたいものです。

2006年7月4日火曜日

2倍速のおすすめ

時事、環境、ビジネス、ドキュメンタリー等各種情報番組は、DVDで幅広く一括して録ってますが、面白くてためになる番組多いですね。

ただなかなか見る時間ないので、夜寝る前にモルト飲みながら、2倍速で見ています。CMやリピート早送りすると、一時間ちょっとで、四時間分位見れます。

だいたい20分ですむ番組を1時間に引き伸ばしているケース多いから、慣れるとちょうどいいですよ。



EcoJob 環境TV番組特集
http://www.ecojob.com/tv.htm

2006年7月3日月曜日

まず夢を叶えてあげることが

 昨日日曜日は一日みらいじま一般参加者(小・中学生含)説明会でした。約60人の方にご参加頂きありがとうございました。

“ イルカと泳ぐことが夢 ”という、こどもたちの興味深々の目を見てると、僕らの役割とはまず、単にその夢を叶えてあげることなんだと、とてもシンプルに思いました。それをとことん安全に。

複数NPOや地元のことやってて、たまに悲しいのが、組織大きくなってくると、組織雑務や思惑、体裁に意識が集中して、一番大事な組織存在目的や安全が、後回しになる場合があるんですね。


(写真)イルカの映像を食い入るように見る子供たちと親御さんたち