2012年5月31日木曜日

気をつけて

相当お世話になり、終始愛情豊かに接してくれた叔母や叔父が今年相次いで亡くなった。
僕の両親が共に年の離れた末っ子で、叔母や叔父は高齢だったので、天寿を全うしたのだろうが、喪失感は禁じ得ない。
叔母の最後のお見舞いの時、医科歯科大のベットの上で全身医療機械につながれていたが、意識ははっきりしており、明日からダイビングのインストラクターの試験を沖縄に受けに行くこと話すと、「気をつけて」を連呼し、動かない体で金庫を指して、なんと餞別までくれようとした。
帰り病室から出た後も、廊下ににまで聞こえる声で、「気をつけて」を連呼していた。生まれた時から僕を見ているので、アドベンチャー気質も見越していたのかもしれない。
それから全ての潜る前に、この「気をつけて」の言葉を思い返している。


2012年5月24日木曜日

今年は台湾?

今年は台湾とご縁がありそうだ。 環境問題でも環境ビジネスでも、考えたことがない空白の国だった。

ダイビングでも、ダイバーが憧れる与那国島と目と鼻の先なのに、台湾で潜った人は聞いたことがない。

台湾は、親日的で、国民気質も良く、料理も旨いと聞くけど、近すぎて行ったこともなかった。

そんな台湾から日本の環境ビジネス現状等のヒアリングを受けた。本格的に日本と環境ビジネスの交易に力を入れたいという。
環境商品や技術の交易を深めると同時に、ECFA(台湾と中国の自由貿易)も結ばれたので、日本の環境企業が、台湾を拠点にして、中国市場に進出して欲しいとのこと。http://www.greentrade.org.tw/

親戚や御蔵の方とも、ちょうど今年は台湾旅行の話をしていたので、海外は台湾の年になりそうだ。

追伸:台湾の環境情報やダビング情報あったらお知らせ頂ければ幸いです!

2012年5月19日土曜日

アメリカの良さ

アメリカという国は、幼少期少し住んでいたり、学生時代親がまだ居たので、たまに出かけて行ったが、自分が環境分野に進むに連れ、大量生産消費廃棄や大量エネルギー消費文化に耐えられなくなり少しずつ遠ざかり、イラクへの誤戦争で完全に失望してしまった。

そんな中、今日たまたまスカパーで、スペースシャトル、チャレンジャーの昔の事故番組を見て、久しぶりにアメリカの良い部分に触れた気がした。

この事故は打ち上げから73秒後に、観衆やテレビの前で爆発して、7名の乗組員が犠牲となった痛ましい惨事だ。子供ながらに鮮明に覚えている。

事故の日のレーガン大統領の追悼テレビ演説、子供学生向けのメーセージは初めて見たが、リスクに真摯に向き合いながら挑戦と冒険を続けるところに、アメリカの強さがあった。これは見事に今の日本に足りないものだと思う。

(抜粋)
I know it's hard to understand, but sometimes painful things like this happen.It's all part of the process of exploration and discovery.It's all part of taking a chance and expanding man's horizo...ns.The future doesn...'t belong to the fainthearted; it belongs to the brave.And what happened today does nothing to diminish it.

(私訳)
心に受け止め難い程の事故ですが、このような痛みは時に必ず起こります
この痛みは、人類の展望や機会、探検や発見の過程の一つなのです
未来は臆病からは生まれません、未来は勇気でしか作れません
今日の事故が宇宙計画の未来を萎ませることは一切ありません

http://www.youtube.com/watch?v=Qa7icmqgsow

2012年5月11日金曜日

御蔵島エコツアー 受付開始!

NPO法人みらいじま 今夏御蔵島エコツアー子供回&一般回 申込受付開始! 赤ちゃんイルカ今年も既に何匹か確認されました。 この赤ちゃんアップで見るとほんと可愛い顔していますね!

2012年5月7日月曜日

みらいじま三宅島&御蔵島スタッフ研修無事終了

5月3日~6日まで悪海況の中、新人スタッフ5人含めた総勢8人昨日無事に戻りました。

3日夜先発隊4人が三宅に出発、海況が悪すぎて、八丈周りで16時間かけて4日の午後三宅へ。ダイビング研修どころの海の状況でなく、陸のジオスポット等見て回り、噴火による三宅の厳しい歴史等をあらためて痛感しました。
...
5日早朝に後発隊と三宅島で合流、御蔵行きが欠航だったので、チャーターしていた漁船で御蔵に移動。しかひ5日も1日中海況厳しく御蔵でドルフィン船も出ませんでした。

その分船頭さんやガイドさんが島の陸の隅々まで案内してくれて、まだ知らない沢や森の探索、明日葉とりや今が旬のケノコとり、エビネ蘭等を見て周り5月の御蔵の自然を満喫出来たのは良かったです。夜はスタッフ研修恒例の伊勢海老一人一匹の夕飯、今年は特に伊勢海老が豊漁とのことでした。

6日海況少し落ち着き、ドルフィンスイムへ。島の周り半分はまだ悪い海況で船が回せなかったけど、イルカはそこが楽しいのか、船で回れる場所にイルカが現れずタイムアウト。

イルカと会えなかったのは、僕の乗った船では、この10年間で初めて。

理由を考えますと、一つは御蔵のドルフィン船が年々安全志向を強めており、無理をしなくなったからだと思います。今回も船でサーフィンする位の場所もあったけど、昔はそれでもどんどん荒波の中に進んで行きました。ドルフィン船が増えるにつれ、経験の浅い船頭さんの中には事故も起き、ルールも厳しくなっていきました。

安全志向が強まるのは良いことで、今までのように御蔵に着けば無理してでも会える時代はもう昔なのかもしれません。今後はその現実を受け止めプログラム運営する必要がありそうです。

2012年5月4日金曜日

島のお年寄りの目

今日からみらいじまのGWスタッフ研修 三宅島でまずダイビング一泊後、御蔵島の予定が、海況相当悪く八丈島回って今日午後三宅に着く。 船は揺れたが、久しぶりにゆっくり寝れて、気力体力すっきり回復。三宅島海況悪くダイビング出来ず、島内の鳥自然館やジオスポット観光。天気は良いけど、明日の朝まで海況が悪そうでそこから回復する見通し。 明日朝御蔵に着かない可能性高いので、三宅から大型漁船チャーターで御蔵行きの予定。 しかし海況悪いと島での生活の厳しさを痛感する。しかも三宅島は噴火やガスの恐怖も隣合わせ。相当なレベルで自然のリスクと向き合い生きていると思う。 今日三宅で出会った気さくなおばあさん。91才に見えない元気さだったが、これまで多くの海難、噴火、戦争まで経験していると思うと底が深い。島のお年寄りに共通しているのだけど、きれいに澄んだ目をしている。やっぱり生き方なのかもしれない。 (写真)三宅島から御蔵島