2007年11月30日金曜日

 先日環境就職の座談会で話した記事が、ecocoloの今月号に掲載中!

ecocolo (エココロ) 21号 2008年 1月号
今月号特集:新しい仕事探しの教科書
魅力的な会社は、みんな「社会環境」にまじめでした。各企業における「エコ意識」や「社会意識」の高さは、企業選びの“新基準”になりつつあります。そんな観点から、本誌がエコ企業業界のプロとともに選び抜いた、全11業界58社をご紹介。全社新卒&中途採用情報つきです! ecocolo: http://www.ecocolo.com/

環境ソリューション企業総覧(日刊工業新聞社)&環境GooでもEcoJob掲載中
http://eco.goo.ne.jp/business/keiei/solution07/h/

2007年11月20日火曜日

テニアン島とEcoDiveプレツアー

 週末はさんでテニアン島に行ってきました。サイパンとロタの間にある島で、EcoDiveでも海外活動拠点候補の一つです。今回御蔵の船頭さんも一緒でしたが、元来の漁・作業ダイバーは、やはり海のレベルが違いました。
EcoDiveの活動方針の詳細はまだ未定ですが、今いろいろな島に行きながら、何が必要か考えると、まず各島の環境負荷の正確な現状を調べることが大事かなと思っています。生物多様性の破壊状況や、工場や家庭からの排水、ゴミの流れ等です。
EcoDiveの基本方針は、「単にスキューバーダイビングを楽しむだけでなく、その地域の環境保全・修復活動や、抜本的な環境コンサルが出来ること」と考えています。
またEcoDive活動としては、スキューバーダイビングそのものの勉強や経験もより必要だと感じました。ドロップオフで有名なフレミングの海底70メートル潜ってみましたが(注:普通では絶対に真似しないでください)、その後のより安全な窒素の抜き方等、まだまだ地元オーナーや船頭さんから学ぶことが多すぎました。安全の範囲内で自然への探検の面白さもとことこん追求したいものです。

2007年11月13日火曜日

シックカー その後 返品

化学物質に弱いのでたまに返品しますが、まさか車まで返すとは思いませんでした。
販売店の店長が非常に理解のある方で、「実はこの車種は化学物質臭でやすい」と説明までしてくれたので、今回は問題なく返品出来ました。
前にシックハウス専門家から「事実をもとに論理的に説明すれば企業は返品受入れる」とアドバイス受けましたが、空気の入れ替えや各種触媒利用等僕なりに相当努力して、結果的が良くならなかったのも、返品受入れてくれた理由と店長が言ってました。

2007年11月9日金曜日

シックカー ご存知ですか

 EcoDive、みらいじま、朝日キャンプ用にと8人乗りの車を購入しましたが、これが異臭します。いくら換気してもとれません。車の異臭はいろいろ原因あるけど、この車は僕の苦手な化学物質系で、長時間乗ると、頭くらくら、イライラ、胸が苦しくなる、いわゆるシックカーでした。

これを機会にいろいろ調べてみると(下記本等)、結構放置されてきた危ない問題です。特に化学物質に弱い人には。反面シックハウス含めて、光触媒、空気触媒等で有害物質分解する環境技術もかなり発達していました。現在ディーラーと対策中ですが、シックカーの現状について追ってご報告します!(下記参考本)
『新車は化学物質で汚染されている!』
新車内等に漂うあの独特な香り、実は有害化学物質に他ならない。体調不良や化学物質過敏症、さらには交通事故の遠因の可能性さえ指摘される。自動車業界の内幕を知り尽くした著者の、渾身警告ルポ。中野博/現代書林
http://www.gendaishorin.co.jp/i/20061218_145624.php

その他シックカー関連マスコミ記事等
http://www31.ocn.ne.jp/~icee/sickcar.html
http://www.yomiuri.co.jp/atcars/nichiyou/20050509ni_01.htm

2007年11月3日土曜日

闘う人々 二 (げんさん 千葉県元名海岸の漁師)

 千葉県保田(館山手前)の元名海岸の漁師、げんさんには、昔朝日キャンプのセンターがあった時代からお世話になっています。

この地に、自然体験、カヤック・ダイビング、釣り・伝統漁等出来る拠点つくりを、この数年計画していました。先日小さい民宿が売り出て仮予約入れましたが、気になる匂いがあったので、げんさんにしたところ、悲しい事実が判明しました。

それは「野焼き」による汚染です。物件の周りいつも焦げた異臭がしていました。通常わら等燃やすだけなら問題はないけど、この周辺ではプラスチックから生ゴミまで、庭で全部燃やし、さらに昔の習慣で、土地改良や虫除けのため、焼却灰を庭に撒きしいています。

げんさん、野焼きの異臭に健康被害を直感し、分別指導をしてきたそうです。
「昔は磯の香り、季節の花の香りを楽しめたけど、今は焦げた匂いが多い」
「中卒の俺も分別して燃やすのに、裏の学校先生はプラスチックも燃やす」
「故郷も住むのもずっとここ、この環境守るために闘う」と話していました。
そして日々海岸に打ち上げられる膨大なゴミを、全て自分で集め、分別し、生木は乾かしてまで燃やし、不燃物は業者に出しているそうです。

昔朝日キャンプで使っていた和船を修復してくれたので漕いできましたが、沖で潜ってみると想像以上の豊かな生物多様性でした。今回物件購入はキャンセルしましたが、今後この海や環境を守るためビーチクリーニングや、野焼きの環境教育は、げんさんと共に活動したいと考えています。

写真上:先日夕暮れ小魚追ったイナダの群れが湾に入り竿持って採りに行くげんさん。写真下:修復された和船

2007年11月1日木曜日

闘う人々 一 (錦織淳弁護士、元首相補佐)

 闘わなければ取り返しがつかなくなる場面が、環境問題含め世の中しばしばあります。

錦織淳(にしこおりあつし)弁護士の事務所20周年パーティに出席しましたが、有明海諫早湾干拓問題や水俣病訴訟で闘っている方です。なんと参加者700人、さきがけ関係では渡海文部大臣も来て、「昔の同志は今も変わらない」と挨拶していました。

有明海の漁師さんも上京し、干拓事業による海産物減少の惨状を、「事業中止になるなら、殺されてもいい、将来の海を守るために」と命がけで訴えていました。この地は干拓前から何度も行きましたが、本当に豊かな海でした。それをを潰して、減反政策で必要性なくなった農地を作るという、怒りを通り越し、悲しい行政事業、まさに日本の「公共事業の無駄」、「自然・漁業資源破壊」の代表的なケースです。

弁護士、漁師さん共にまだ闘い続けるとのことなので、僕も出来る範囲で応援します。問題解決のためには、まず同じ考えを持つ人が結束・行動しなければいけませんので!

有明海漁民・市民ネットワーク
HP:  http://gyominet.hp.infoseek.co.jp/
Blog: http://blog.goo.ne.jp/gyomin-net/