2007年3月31日土曜日

たたかいにおわりはないかもしれない

 昼間、知人の紹介で、環境訴訟で活躍する弁護士(原告側)の調停を傍聴に行きました。

シックハウスが原因と言われ、家族3名が日常生活も営めない体になった事件です。

調停を聞いて一番驚いたのは、悪い意味で、すごい人間がまだまだいるという事実です。

被告(加害者)側の弁護士等からは、人としての善意や人間性などを感じられず、責任逃れることを何よりも優先にし、被害者の気持ちを察するどころか、踏みにじる発言ばかりでした。そのやり方はあまりに巧妙で汚い印象を受けました。僕も化学物質過敏症の気があるので、この病気の特質が非常に理解できます。


夜は地元の高層マンション周辺公園整備の件で、近隣住民・新宿区・開発業者が集り、これも激論となりました。ただ開発業者が人間味溢れると思える位、昼間の調停の被告側弁護士たちは「悪意の人」の印象を受けました。


水俣病やイタイイタイ病の時代から、どの環境問題も「悪意の人たち」との戦いからはじまります。シックハウスのように、新しく、不確かさを証明するのに時間がかかる環境問題は、なおさらですね。

したがって環境分野での活動家や事業家は、弁護士資格があると本当に強いですね。今回の調停を紹介してくれた、環境事業家の知人は、今年司法試験通ったという、理想的なスタイルです。時間があったら僕も目指したいですね。

しかし戦いは本当に心も体も疲れるものですが、「悪意の人たち」が個人や社会や自然に迷惑かける限りは、まだまだ戦いを続ける必要があると思いました。

2007年3月23日金曜日

やはり原子力発電は危なかった

今日のNHK夜のトップニュースで、東京電力も北陸電力に続き、臨界事故を起こしていたとのこと。しかも同じくこの事実を隠していたそうです。

臨界とは、「核分裂反応が連鎖的に続く状態」で、これがコントロール出来なくなると、チェルノブイリ原発事故のように大爆発し、その地域は放射の汚染の死の町となり、全世界に放射能を撒き散らします。

地元石川谷本知事の「これまでの原発トラブルとは全く次元が違う問題」との批判は的を得ています。

原子力発電は、放射性廃棄物の捨てる場所がないことや、万が一の場合人類がコントロール出来ない放射能汚染を起こすので、段階的な廃止論を支持しています。プルトニウム239の半減期等は2万4千年ですからね。

ただ日本の電力会社はちゃんと管理していると信じていたのですが、まさかこんな普通に臨界事故を起こしているとは、夢にも思いませんでした。僕の認識も甘かったです。

しかもそれを隠して、次の対策に繋げていなかった訳ですから、「オール家電」とか宣伝している場合ではありませんね。

2007年3月20日火曜日

環境理念とビジネスの両立

環境ビジネスとは、

環境事業(理念・技術)

ビジネス(経営)

の両立が必要です。社会貢献性の高い事業を、会社としての経営を成功させながら、実現させなければいけません。

多くの環境企業が、環境理念或いはビジネス、どちらかに傾きがちなものを、軌道修正しながら、バランス維持に努力をしています。

僕はこの業界が非常に好きです。その一番の理由は、社会の中で、寄付や税金に頼らずに、自分の足で立ちながら、環境理念に突き進めるからです。

この業界を人材の面からサポートするために7年前にEcoJobを設立しました。良い人材を環境業界に流入させるためです。リクルートさん等大手人材会社よりサービス料金が半額以下に設定したのも、人材会社を利用しやすくするためです。そんな中取引先の数社はの環境ベンチャーは、株式上場までし始めました。

今新卒の就職活動も山場を向かえています。EcoJobは原則的に中途採用の会社ですので、あまりお力にはなれません。

しかし意欲の高い学生は是非この環境企業に挑戦し、環境業界を創り上げて欲しいです。但しこの分野で働くには、自分がその会社の環境理念とビジネスのバランスをつくっていく覚悟、開拓していく覚悟が必要です。

このダイナミックに動く環境ビジネスの世界で、今後共に歩んでいければ幸いです。

2007年3月17日土曜日

海との一体感

 今日はスキューバーダイビングの話です。夏までにインストラクター目指して、時間の許す限りサイパンで講習受けています。

しかしダイビングは器材が多すぎると昔から思っていました。僕はシンプルなのが好きなので、ウェットスーツはほとんど着ません。BCも実際使わないので無いほうが楽です。

さすがにジャック・マイヨール(素潜りで100m超、映画グランブルーの主人公)のように、冬でも夜でも海パン一つで潜ることは出来ませんが、ただその気持ちはなんか分かります。

「海との一体感」を考えるとシンプルで自由な方が断然お勧めです。今回水着とタンク&レギュとフィンだけで、透き通った海の水深40m位を潜りましたが、久しぶりに全身で一体感を感じることができました。

ただよりシンプルで自由な分、その何倍も安全面には気をつなければいけませんが。

あとこの格好だと、陸では笑われ、水中では他のダイバーに珍動物見るような目で見られ、通り過ぎるダイバーに写真まで撮られるのも、辛いとこです!

【ご注意】浮力なしのダイビングは、有事の際大変危険なので、気軽には真似しないでくださいね!

2007年3月8日木曜日

お詫び:EcoJob HP 一時不安定及び電子メール不通

3月7日(米国時間の)から数時間~数日、ドメイン権利更新により、EcoJobのHPが閲覧出来ない状況があることをお詫びいたします。また、EcoJob、みらいじま、僕個人の電子メールも不通になる場合があります。

不都合かけて大変申し訳ありません。

これはEcoJob設立時に米国の某ドメイン会社にてecojob.comを取得したのですが、今回その更新にミスがあり、その更新がインターネット上全てのDNSに情報がいきわたるまで、少し時間(長くて2日位)かかるとのことです。以上宜しくお願いいたします。


追伸:3月8日23:00現在ほぼ通常通りの状況となりましたが、一部不通の場所があるようです。

2007年3月3日土曜日

不都合な真実

恥ずかしながら、この映画見くびっておりました。大きくいうならば、人類としては、万難排して見るべきものと思われます。皆が加害者で、そして被害者にもなっていくので。

東京の日比谷シャンテの映画館は、今日上映最終日だったので、慌てて先ほど見てきましたが、僕も超夜型寒がり人間なのですが、今日からまた少しずつ、温暖化に配慮した生活を心がけてみます!

ご存知の方も多いと思いますが、今年のアカデミー賞でも話題になった、アル・ゴア元米国副大統領の地球温暖化に関するドキュメンタリーです。

まだの人は是非、或いはそのうちレンタルで!

2007年3月1日木曜日

NPO法人みらいじま 3月から活動開始!

今年もみらいじまの活動を開始します。今年は始めるにあたり、正直いろいろ悩みました。時間は本当にとれるのか?はたまた活動自体にどんな意味があるのか、根本に戻ってまでです。しかし最後はスタッフの意欲・理念の高さや、島の方、参加者の熱意に、背中を押してもらいました。

大自然の御蔵島を舞台に多くの自然体感・環境教育・感動を創ります。

【みらいじま2007年方向性概要】※詳細は追ってみらいじまHPにて
①御蔵島プログラム数を絞る(全12回プログラム)
 昨年に比べ、時間的にスタッフ不安定要素が多いことや、他団体との週末バッティングの人数調整等を配慮して。
②プログラムのクオリティは向上
 こども回質・回数ともにより充実、御蔵島環境教育マニュアル作成、参加者フォロー(事前スノーケル等)、南郷山荘山・鳥プログラム等。
③運営・マネジメントと徹底的な合理化・効率化
 スタッフの多くが本業もっての活動のため、徹底的に「時間」を大切する運営。御蔵12回の安全・質向上と完遂に集中。その他組織等業務は時間が余った場合。
④みらいじまの進歩
 コースディレクター等を顧問に迎え、スタッフの海・安全・潜り教育の充実。またダイビングショップの機能も夏までに。世界の自然体感プログラムも試験試行。映像型環境教育(六ヶ所村等)活動も足がかりをつけていきたいものです。

【今後のタイムスケジュール】
3月18日【全体ミーティング①:出航式】
4月08日【全体ミーティング②】
①スタッフ御蔵研修1:GW後半予定(現在調整中:前半もしくは両方の可能性も)
※続報注意:GWの研修前半に変更予定:4月28(金)夜~4月30日(月):3月4日現在
②スタッフ御蔵研修2:5月11日夜~13日
③スタッフ御蔵研修3:5月18日夜~20日
6月・全体ミーティング(未定)、スタッフ都内環境研修・御蔵研修(必要な場合)
7月:④21日(土)の週末(大人)、⑤28日(土)の週末(こども)
8月:⑥4日(土)の週末(こども)、⑦25日(土)の週末(こども)
9月、⑧8日(土)の週末以後、月末まで毎週(大人)