2012年5月31日木曜日

気をつけて

相当お世話になり、終始愛情豊かに接してくれた叔母や叔父が今年相次いで亡くなった。
僕の両親が共に年の離れた末っ子で、叔母や叔父は高齢だったので、天寿を全うしたのだろうが、喪失感は禁じ得ない。
叔母の最後のお見舞いの時、医科歯科大のベットの上で全身医療機械につながれていたが、意識ははっきりしており、明日からダイビングのインストラクターの試験を沖縄に受けに行くこと話すと、「気をつけて」を連呼し、動かない体で金庫を指して、なんと餞別までくれようとした。
帰り病室から出た後も、廊下ににまで聞こえる声で、「気をつけて」を連呼していた。生まれた時から僕を見ているので、アドベンチャー気質も見越していたのかもしれない。
それから全ての潜る前に、この「気をつけて」の言葉を思い返している。


2012年5月24日木曜日

今年は台湾?

今年は台湾とご縁がありそうだ。 環境問題でも環境ビジネスでも、考えたことがない空白の国だった。

ダイビングでも、ダイバーが憧れる与那国島と目と鼻の先なのに、台湾で潜った人は聞いたことがない。

台湾は、親日的で、国民気質も良く、料理も旨いと聞くけど、近すぎて行ったこともなかった。

そんな台湾から日本の環境ビジネス現状等のヒアリングを受けた。本格的に日本と環境ビジネスの交易に力を入れたいという。
環境商品や技術の交易を深めると同時に、ECFA(台湾と中国の自由貿易)も結ばれたので、日本の環境企業が、台湾を拠点にして、中国市場に進出して欲しいとのこと。http://www.greentrade.org.tw/

親戚や御蔵の方とも、ちょうど今年は台湾旅行の話をしていたので、海外は台湾の年になりそうだ。

追伸:台湾の環境情報やダビング情報あったらお知らせ頂ければ幸いです!

2012年5月19日土曜日

アメリカの良さ

アメリカという国は、幼少期少し住んでいたり、学生時代親がまだ居たので、たまに出かけて行ったが、自分が環境分野に進むに連れ、大量生産消費廃棄や大量エネルギー消費文化に耐えられなくなり少しずつ遠ざかり、イラクへの誤戦争で完全に失望してしまった。

そんな中、今日たまたまスカパーで、スペースシャトル、チャレンジャーの昔の事故番組を見て、久しぶりにアメリカの良い部分に触れた気がした。

この事故は打ち上げから73秒後に、観衆やテレビの前で爆発して、7名の乗組員が犠牲となった痛ましい惨事だ。子供ながらに鮮明に覚えている。

事故の日のレーガン大統領の追悼テレビ演説、子供学生向けのメーセージは初めて見たが、リスクに真摯に向き合いながら挑戦と冒険を続けるところに、アメリカの強さがあった。これは見事に今の日本に足りないものだと思う。

(抜粋)
I know it's hard to understand, but sometimes painful things like this happen.It's all part of the process of exploration and discovery.It's all part of taking a chance and expanding man's horizo...ns.The future doesn...'t belong to the fainthearted; it belongs to the brave.And what happened today does nothing to diminish it.

(私訳)
心に受け止め難い程の事故ですが、このような痛みは時に必ず起こります
この痛みは、人類の展望や機会、探検や発見の過程の一つなのです
未来は臆病からは生まれません、未来は勇気でしか作れません
今日の事故が宇宙計画の未来を萎ませることは一切ありません

http://www.youtube.com/watch?v=Qa7icmqgsow

2012年5月11日金曜日

御蔵島エコツアー 受付開始!

NPO法人みらいじま 今夏御蔵島エコツアー子供回&一般回 申込受付開始! 赤ちゃんイルカ今年も既に何匹か確認されました。 この赤ちゃんアップで見るとほんと可愛い顔していますね!

2012年5月7日月曜日

みらいじま三宅島&御蔵島スタッフ研修無事終了

5月3日~6日まで悪海況の中、新人スタッフ5人含めた総勢8人昨日無事に戻りました。

3日夜先発隊4人が三宅に出発、海況が悪すぎて、八丈周りで16時間かけて4日の午後三宅へ。ダイビング研修どころの海の状況でなく、陸のジオスポット等見て回り、噴火による三宅の厳しい歴史等をあらためて痛感しました。
...
5日早朝に後発隊と三宅島で合流、御蔵行きが欠航だったので、チャーターしていた漁船で御蔵に移動。しかひ5日も1日中海況厳しく御蔵でドルフィン船も出ませんでした。

その分船頭さんやガイドさんが島の陸の隅々まで案内してくれて、まだ知らない沢や森の探索、明日葉とりや今が旬のケノコとり、エビネ蘭等を見て周り5月の御蔵の自然を満喫出来たのは良かったです。夜はスタッフ研修恒例の伊勢海老一人一匹の夕飯、今年は特に伊勢海老が豊漁とのことでした。

6日海況少し落ち着き、ドルフィンスイムへ。島の周り半分はまだ悪い海況で船が回せなかったけど、イルカはそこが楽しいのか、船で回れる場所にイルカが現れずタイムアウト。

イルカと会えなかったのは、僕の乗った船では、この10年間で初めて。

理由を考えますと、一つは御蔵のドルフィン船が年々安全志向を強めており、無理をしなくなったからだと思います。今回も船でサーフィンする位の場所もあったけど、昔はそれでもどんどん荒波の中に進んで行きました。ドルフィン船が増えるにつれ、経験の浅い船頭さんの中には事故も起き、ルールも厳しくなっていきました。

安全志向が強まるのは良いことで、今までのように御蔵に着けば無理してでも会える時代はもう昔なのかもしれません。今後はその現実を受け止めプログラム運営する必要がありそうです。

2012年5月4日金曜日

島のお年寄りの目

今日からみらいじまのGWスタッフ研修 三宅島でまずダイビング一泊後、御蔵島の予定が、海況相当悪く八丈島回って今日午後三宅に着く。 船は揺れたが、久しぶりにゆっくり寝れて、気力体力すっきり回復。三宅島海況悪くダイビング出来ず、島内の鳥自然館やジオスポット観光。天気は良いけど、明日の朝まで海況が悪そうでそこから回復する見通し。 明日朝御蔵に着かない可能性高いので、三宅から大型漁船チャーターで御蔵行きの予定。 しかし海況悪いと島での生活の厳しさを痛感する。しかも三宅島は噴火やガスの恐怖も隣合わせ。相当なレベルで自然のリスクと向き合い生きていると思う。 今日三宅で出会った気さくなおばあさん。91才に見えない元気さだったが、これまで多くの海難、噴火、戦争まで経験していると思うと底が深い。島のお年寄りに共通しているのだけど、きれいに澄んだ目をしている。やっぱり生き方なのかもしれない。 (写真)三宅島から御蔵島

2012年4月27日金曜日

みらいじま 7月までの予定

御蔵島6月スタッフ研修追加決定 !6月08日(金夜)~10日(日) 5月04日(金夜)~06日(日) 御蔵島5月スタッフ研修(4日三宅島ダイビング研修予定) 5月19日(土) 15:30~ 5月スタッフMTG&新規スタッフ説明会 四谷ひろば 5月21日(月)~24日(木) 宮古島&伊良部島、下地島、池間島、来間島エコアイランド下見ツアー 6月08日(金夜)~10日(日) 御蔵島6月スタッフ研修追加決定  参加費24,000円  (往復船、宿、朝・夕食、ドルフィン船、保険代込み) 6月16日(土) 15:30~ 6月スタッフMTG&新規スタッフ説明会 6月17日(日) 伊豆海洋公園 ファン、リフレッシュ、Cカード、アップグレード 6月22日(金)夜~24日(日) 三宅島:ファン、リフレッシュ、Cカード、アップグレード 7月01日(日)子供回参加者説明会&スタッフMTG&説明会 四谷ひろば 7月のプログラム日程は5月1日発表予定 8月のプログラム日程は6月1日発表予定 9月のプログラム日程は7月1日発表予定 ※御蔵プログラムは、7月の海の日週末から9月の第2週末まで、8月の第1週を抜かして全て実施予定

2012年4月26日木曜日

小沢氏に無罪 無駄な時間と税金

小沢氏の無罪は当然だと思う。小沢氏への支持等は別としても、素人から見ても秘書の逮捕はデタラメだったし、とにかく膨大な時間と税金の無駄だった。検察の傲慢が政治の足を引っ張り、内紛している間にまた世界から取り残されていった感がある。 検察が独善無能力で、無罪の人を起訴し、間違いに気づいても、メンツのために、無理やり有罪に仕立てようとしたが、完敗。 大手メディアはチェック機能も理念もないから、検察情報通りに、イメージだけで悪人をつくり、間違っても一切責任は持たない。 メディアに乗せられた国民、裁判員たちは、安い正義感で、イメージで無罪になった人をまた起訴したけど、最後はまた無罪。 鈴木宗男、佐藤優も無罪だろうし、ホリエモンの罪もよく分からない。 国家権力やメディアが無罪の人を犯罪者に仕立てることは、法治国家の根幹を揺るがす最大の犯罪行為。今回の判決で、検察やメディアは責任を取って、解体位してから、生まれ変わって欲しい。 最近ちょうど佐藤優の冤罪奮闘劇画を買ったばっかり、その辺のこともよく書かれていて面白い。 憂国のラスプーチン http://big-3.jp/bigcomic/rensai/yukoku/index.html

2012年4月20日金曜日

宮古島

 宮古島に2週間近く滞在した。新エネルギーの実証事業島調査、エコツアーの可能性、また今年みらいじまでダイビングライセンスも発行出来るように、インストラクター講習を受けてきたが、思いの外この講習が朝から晩まで大変で、他のことは何も出来なかった。プロの道はどの道も甘くないと実感。5月に再度行く予定。 宮古島の隣、伊良部島までに日本での最長の道路橋が建設中(写真)。伊良部隣接の下地島にはジャンボジェットの巨大な練習空港もある。地理的にもこの巨額の投資と防衛戦略は関係あるのだろうか。エコアイランドとしてもお金や技術が入っているし、この地域は今後とも注目していきたい。 しかし北朝鮮のミサイル衛生打ち上げと重なったけど、メディア、世間、政府の馬鹿騒ぎにはいつもながら呆れた。この広大な地域や海のエリアの中で、どうやったら当たるというのか。案の定の結果だったけど、今の日本は、どうでも良いリスクに過敏で、本当のリスクには鈍感だから、あらゆる分野にて痛い目に会っているのだと思う。

2012年3月17日土曜日

マスクの表裏

昨日親戚のお見舞で、看護婦さんにマスクの表裏を注意された。
これまでゴムひもの付け根がある方が裏側(口に当てる方)と勝手に信じこんでいたが、それは表裏の基準とは関係なく、実際は写真のように、上が表のマスクが多いらしい。帰って使用方法読んだらその通りだった。
住んでる場所がら、ディーゼル対策で高機能マスクを毎日つけていたが、何年間も反対につけていたのにショック。確かにメガネも曇りにくくなったけど、これまで今までがスカスカだったということ!

2012年3月1日木曜日

みらいじま今年の方向と5月までの予定

皆さんこんにちは。早いものでもう3月、いろいろ動きが出始める季節ですね。さて3月からみらいじまも活動開始します。5月までの予定最後参照ください。10年が経ち次のステップを考えると、やはり「自然体感型の環境教育」を軸に、内容や場所を広げることだと思います。

内容は、スタッフの特技や専門に合わせて広げながら、今年は各自の技量や安全対処力(EFR等)もワンステップ上げましょう!順調に行けばみらいじまでもダイビングライセンス発行やEFR講習が5月から出来るようになります。
場所は、今年も御蔵島中心に、ダイビングでは自由が効く大島や八丈島、また屋久島の池田君や山武のサンバファームともコラボ模索したいと思います。あと今年は新たに宮古島も対象に加えます。
宮古島は日本屈指の珊瑚礁群等の海や、数少ない沖縄独自の風土を残しながら、世界でも類をみない太陽光、風力、バイオマス、そしてスマートコミュニティの実証事業島にもなりました。4月5日~17日まで、ダイビングのインストラクター講習や実証事業調査で、宮古島に行きます。
http://www.city.miyakojima.lg.jp/site/view/contview.jsp?cateid=34&id=1268&page=1被災地支援は、今後資金は、Pikari支援プロジェクトへ(七十七銀行 鮎川支店 普通5074908 代表 遠藤太一)、人的には菜の花バス被災地ボラティアツアーへの参加で続けたいと思います。

【5月までの予定】
3月24日(土) 18:00 3月スタッフMTG&新規スタッフ説明会 
4月08日(日) 宮古島ダイビング(伝統アギャー漁同行)前後日程でエコツアー&ダイビング(国内屈指の珊瑚衝、地形、洞窟等)可能
4月21日(土) 18:00 4月スタッフMTG&新規スタッフ説明会
5月4日(金夜)~5月6日(日)御蔵島スタッフ研修:2泊3日:参加費24,000円(往復船、宿、朝・夕食、ドルフィン船、保険代込み)
5月4日(金夜)~5月7日(月)御蔵島スタッフ研修:3泊4日:参加費27,000円(往復船、宿、朝・夕食、ドルフィン船、保険代込み)
5月19日(土) 18:00 5月スタッフMTG&新規スタッフ説明会&EFR(1:00) 四谷ひろば
5月24日(木夜)~5月27日(日) 八丈島ダイビング研修(資格取得希望者含)

2012年2月20日月曜日

被災地の牡鹿から初ワカメ

震災後、希望を捨てず一から再開したワカメ養殖の生育が良いらしく、3月に刈り取りに向けて、間引き物を早々に送って頂いた。
地元では昔から、大津波後は海底もさらわれるので、海底に溜まった栄養が出て、牡蠣やワカメが良く育つとの伝えがあったそうで、実際方々で牡蠣の成長も良いと聞く。

今回先日サンバファームからお送りした有機人参や生姜を使った手作りのワカメの郷土料理まで届いた。

どんな状況でも誇り高い人は多く、被災地では「いつかお返しがしたい」と常々被災者の方々から聞かされていたが、震災から一年も経たず、こんなに早く地元の特産品が届いたのは嬉しい驚きだった。

しかし瓦礫撤去も進んだものの未だ「家も街灯もない真っ暗な不気味な町となり怖い」と手紙には綴られていた。

現地ボランティアセンターも、まだ復興への人手が足りないとのことなので、今年もみらいじまでも出来る範囲で現地伺いましょう!

2012年2月15日水曜日

環境ビジネス、民間の役割を考える

国際水ソリューション展の世界水ビジネス市場戦略のシンポジウムに出た。予定会場を超えるほどの参加者、水ビジネスに関わる会社、政府、研究者たちで溢れていた。
これだけ関心が高いのは、皆先が読めないからだろう。そしてシンポジウム出て確信したのは、やはり誰も水ビジネスの航海図を持っていないということだ。
ここ数年の政府の環境政策を見ていると、その浮ついた内容に驚かさられる。韓国の官民環境ビジネスの市場開拓を真似てつくった、日本の官民水連合の世界戦略も、ものの見事に失敗しているが、これは最初から予測されていた。「笛吹けど踊らず」の正反対か、どんなに浮ついた政策でも、皆が直ぐにで飛びつき、そして直ぐに流されていく繰り返しだと思う。
この原因は、まずは政官の戦略があまりに稚拙だからだ。では我々民間が十分にその絵図を書く能力があるかと言えば、それも疑問だ。その結果誰しも真っ当な戦略や責任を持っていないのが今の状況だ。
ただ絵を描く能力はやはり民間にしかないと思う。だから民間がもう一歩上がる努力をして、その役割を果たさねばならないと感じている。

2012年2月7日火曜日

北方領土の日

今日は北方領土の日らしい、知らなかった。
歴史的経緯や距離を見ても、この島々だけは戻ってきて欲しいと常々思っている。流れが無ければ泳いでも行ける近さだ。
前に北方四島のツアーに参加した知り合いが、その人は自然保護とか無縁の人だったが、北方領土の海の豊かさについて熱く語っていたのを思いだす。
しかし玄葉外相や野田首相では強国ロシアと交渉すら出来ないと思う。玄葉さんとは縁と恩が少しあり、さきがけ塾時代の事務局長で、留学時に推薦状にサインして頂いた方だ。ただ失礼ながら、一地域を代表する品の良いお坊ちゃま議員の域は超えない。安住財務や田中防衛大臣見ても、なぜ日本の大臣の重責を、専門性も能力も及ばない人たちが担っているのか、それが日本で許されるのか不思議だ。派閥のパワーバランスを保って党を分裂させないのが理由だろう。
でもその結果今の日本の現状になってしまった。そして民主主義だから選んでる我々国民にも責任はあると思う。
北方領土返還を実現するには、相当な準備と戦略が必要だ。
(画像)別海町役場より

2012年2月1日水曜日

被災地支援の方法は

石巻から海にはみ出た牡鹿半島の先、被災地過疎地域(鮎川)に有機野菜(生姜、人参、里芋)をお送りさせてもらった。昨年何度か訪れ、お礼にマッコウクジラの歯等頂いたところだ。

最初仮設住宅に無償で配る予定だったが、現地のボランティアセンター等とも相談したとこと、被災地に出来た復興市場の八百屋に卸すことにした。

無償支援ばかりだと、物やお金が動かないので経済の流れが起きず、持続可能な復興に繋がらないとのこと。そこで今回は下記支援方式を実施した。

NPO法人みらいじま(寄付含む)で野菜生産者から安く購入→野菜生産者から復興市場八百屋に直送→八百屋にて被災者に安く販売→原価分(卸値)は鮎川ボランティアセンターに寄付。鮎川のボランティアセンターの方々は、公的機関や赤十字からお金もおりず、自分で借金までして、支援活動を続けているので。

有機野菜生産者は、千葉山武のサンバファーム。みらいじまスタッフで、就農二年目にして立派な農産物をつくり、被災地八百屋さんからも「立派な野菜」と褒めて頂いた。ゼロから農業を始め耕作放棄地を開拓して作った野菜は、復興の意思を持つ被災者の方々の励ましになると考えている。

今回はNPO法人朝日キャンプ有志にも寄付を頂き感謝。今後継続的に必要とされる支援を続けるには、お金や人の流れを考える必要もありそうだ。
ただ当面は義援金が貯まり次第、下記団体に直接現金を送る予定。牡鹿で一番被災者の役に立つ仕事をしているのに、一番資金が不足しているので!
Pikari支援プロジェクト
https://twitter.com/#!/ishinomakiovc
ご意見、アイディアある方はどんどんお知らせください。

(写真)褒められたサンバファームの人参

2012年1月24日火曜日

首都圏への地震

今日の東大地震研の、首都圏直下型地震が4年以内70%予想は衝撃。首都地震への十分な準備が必要かもしれない。
ただこの研究所含め、これまで起きた大地震を何一つ予測出来なかったのも事実、今回も当たらないとよいのだが。
余震が減れば確率も減るらしい。警告としては最重要だがパニック、終末論は問題外。

2012年1月22日日曜日

渋谷のプラネタリウム

気がつくと今年まだ一度も二十三区を出ていない。EcoJobも今年で一回りの十二年、第二創業年のつもりで、新しい準備とこれまでの整理で都内に籠もっている。

そんな中気軽に行けて、壮大だったのが渋谷にあるプラネタリウムだ。非常にお勧め。四種類上映の種類があって、「Are We Alone? -宇宙に生命を求めて-」を観た。

銀河系に太陽系みたいのが数千億、宇宙全体に銀河系みたいのが数千億、把握出来ない位の広い話だ。それを科学的に認識している人類もすごいけど、自分たちが安全に生きる環境すら作れないのも人類。

宇宙に比べれば小さい話だか、ここ数年は今後百年の大事な分岐点になると思う。

(写真)コスモプラネタリウム渋谷
http://www.shibu-cul.jp/

2012年1月16日月曜日

今年はどんな坂道でも!

遅ればせながら今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

今年は国内では震災復興や放射能汚染問題、もう先送りに出来ないエネルギー政策、経済対策、財政再建等の課題、また国外から世界経済不安定の雲も見えてくる等予断を許さない状況です。

個人的にも事業、活動、プライベート等でこれまで先送りしてきた課題が山積し、今年は大きな正念場となりそうです。ということで、今年はどんな坂道でも、どんなに坂が急でも、もはや登るしかないと、新年早々覚悟を決めました!どうせなら楽しく登って行こうと思います。

それでは連鎖傾向のある大地震とご健康には皆様もお気をつけくださいませ。今年を乗り切りましょう!

(追伸)
今年からブログを再開し情報発信の軸にする予定です。Facebookもやっていきます!Twitterでの発信は最後になりそうです。

2011年11月1日火曜日

Blogにお越しの皆様

「ジャンのBlog」にお越し頂き誠にありがとうございます。

すいませんが、当面下記ツイッターに、EcoJob、みらいじま、プライベート等書いています。
http://twitter.com/#!/mitsu_negishi

今月Blogをリニューアルする予定なので、その時はまたどうぞお越しくださいませ。

以上宜しく御願いいたします。

2011年8月17日水曜日

ツイッターで!

夏場は一年で一番慌しい時期なので、EcoJobやみらいじまの報告は、Blogより下記ツイッターに書いております!
http://twitter.com/#!/mitsu_negishi

2011年6月26日日曜日

イルカと泳ぎながら見る夢

 今南三陸の山側にある町の古い旅館にいます。みらいじまスタッフから提案のあった養殖漁業者向への潜水機器支援は無事完了しそうです。
被災地は厳しい状況が続いていますが、一つ良いニュースは、漁師さんたちに活気が戻っています。復興という強い意志のもと、状況は着実に前進していました。

さて御蔵プログラム、震災や原発事故の影響か、現段階で応募者が激減しています。7月の海の日三連休等は、以前のキャンセル待ちより少ない状況です。千葉や神奈川の海水浴場でも放射性物資は確認されていないので、南からの黒潮流れる御蔵島で放射性物質があるとは考えられませんが、気持的な影響がある思います。

またスタッフのサンバファームがある山武の有機ニンジンは、放射性物質検出ゼロとのこと、規格外品を無償で直接被災地に送ってもらっています。僕も7月から御蔵が始まり、仕事も相当厳しくなってきたので、今後直接的支援は秋まで難しいかもしれません。ただスタッフの中に引き継いでくれる人が出始めていることは嬉しいです。最後に屋久島の自然ガイドに転職した、みらいじまの生物博士池田君のエッセイが発掘されたので、下記ご紹介します。



イルカと泳ぎながら見る夢 池田裕二

世界には、2種類のヒトがいる
イルカと泳いだことのあるヒトと、そうでないヒトだ
彼らと泳ぐことをドルフィンスイムと呼ぶ
原始的な、海で泳ぐ喜びを心の底から、
そして体全体で感じることができる

イルカは不思議な野生動物である
一緒に泳いだことのある人なら、彼らが好奇心旺盛で
ヒトをよく観察している、ということが体験でわかるだろう
イルカがヒトと泳ぐとき、彼らは視覚と超音波を頭脳で駆使し
そのヒトが危険な存在なのか、無視していい存在なのか
ともに遊べる存在なのか、じっと観察している

一緒に泳いでいると、全てを見透かされているような
そんな気がする

イルカの気分がいいと、ヒトの周りをくるくると回ったり、
ヒトが泳いでいるすぐ目の前を泳ぐことがある
特に、イルカが自分の前をリードするように泳いでいるときは
少しリラックスした感じが見受けられる
こっちにおいでよ、と誘っているようにも見える
余裕の表れか
野生動物に対し安易な擬人化は危険ではあるが、そんな感じがするのだ

餌付け、という言葉がある
野生動物に対し、食料を与えることにより、人に慣れさせる手法だ
これに対しヒト付け、という表現もある
ヒトは無害だ、無視できる、と思わせるために野生動物に無害なヒトを
観察させ、無視されるほどに慣れさせることである
屋久島のサルやシカがいい例だ
彼らは決して餌付けされたわけでないが、ヒトに対する警戒心が薄い
これはかつての野生動物研究者が徹底的に「ヒトの無害性」を彼らに
見せつけ、ヒトに近づいても、ある程度大丈夫!と彼らに認識させた
長年の努力の賜物である

御蔵島のイルカは、ヒトが長年危害を加えていない歴史があって
漁船に近づいてくることが多々あり、また水中で一緒に泳ぐこともできる
決して餌付けをしたのではなく、これは完全なヒト付けである

このように野生動物との平和的な干渉ができる地域は世界でも珍しい
日本はたびたび、「イルカやクジラを食べる野蛮な国だ」と糾弾される
ことがあるが、それとはまったく別に、イルカと平和的に暮らすことが
できる文化がある
これは世界でも誇れることであり、必ず未来へ残さなければいけない環境だと
私は考える

「みらいじま」にとってイルカは自然からの親善大使であり、先生であり、友達である

厳しい自然の中で暮らし、自然と平和的に共存し、また人間とも平和的に交渉する
まさに尊敬すべき存在である
科学の発展や、便利な生活を追い求めた現代人とは別の方向の
「自然と平和に共存し、持続する世界」が彼らの中に見える気がする

私の夢は、日本各地で野生のイルカと遊べる海を創ることだ
御蔵島をはじめとするドルフィンスイムができる地域が増えれば
どんなに素晴らしいことだろうか

そのためには、自然環境教育を徹底的に改善すべきであろう
小さいころから自然と親しむことを学び、日本には素晴らしい自然が
残されていることを体験し、大人になってもそれを守ろう、残そうと
考え行動する強い力を育てなくてはならない

まずは大人が自然の中で遊ぶことを心から楽しみ、子供たちへその喜びと
感動をわからせることからはじめよう

全ての生き物は「1 対 多数」の関係で、お互い支えあいながら
絶妙なバランスの上に生きている
1種として無駄な生き物は存在しない
野外に出てに生物と触れ合い、命の煌きや、意味、不思議を知り
自然と共存できる社会作りを目指そうではないか!!

(写真)みらいじまスタッフ 中野薫

2011年6月4日土曜日

第2回東北被災者支援の報告

どうしても情報発信はツイッターが中心で、ブログが疎かになってしまう。今年もその傾向になりそうだ。以下最新ツイッターコピー

5月末石巻牡鹿半島に旬菜鮮魚を再度届けに行った。報道と違い野菜等生鮮食料が全く足りておらず、未だ菓子パンおにぎりの避難所もあり驚いた。国、報道、援助機関は頼りきれない、民の力で物資情報を補完するしかない。

以下今回の被災者支援報告ページ 写真はマッコウクジラの歯 被災者より頂いた。詳しくは報告書で。
http://www.miraijima.org/touhoku2.html

2011年4月23日土曜日

東北被災者支援の報告

遅ればせながら今週初め東北の被災地支援に行ってきました。

石巻市牡鹿半島の各集落で支援物資が足りないとの情報があったので、半島の七ヶ所の避難所と女川町に不足している野菜や果物、魚等を届けてきました。

支援金や物資を頂いた方ご協力ありがとうございました。バンの車一杯に食材購入し被災者に届けてきました。

石巻市街、牡鹿半島、女川町を回り撮る写真の手足が震えました。天変地異が現実となりました。
今日一つの避難所からお礼の手紙が届き「未だに夢であって欲しいと思う日々です」とありましたが、本当に現実と認識出来ない位の惨状です。

今後もしばらくは継続的な支援が必要なので、準備が揃い次第次も直ぐに野菜、果物、魚、肉等生ものの食材中心に届ける予定です。引き続き物資購入金、物資、人材等を募集します。

下記HPにて今回の簡易写真報告とさせて頂きます。
http://www.miraijima.org/touhoku1.html

2011年4月1日金曜日

東北被災者への支援について

被災者への支援は短期、中期、長期的視野で下記の通り考えている。
短期的には、現地支援者への支援、これは結果的に持続的な被災者救済に繫がる。特にみらいじま関係者で現地に行く人に物資や金銭を支援。
中期的には、スポット的に震災地で必要とされる作業や、また今年は子供被災者向けのエコツアーをみらいじまで開催したい。
長期的には、この規模の災害復興には、事業の売上か利益の一定の割合を、数年間は継続的に支援し続ける必要はありそうだ。


ツイッターまとめ
被災地でみらいじま学生スタッフが活動していた。一度東京戻り今夜再出発。足曲げて運転する位、自分の車に援助物資詰込み、夜中5時間かけて行くという。物資自前で揃えるのも大変だ。支援者息切れしたら被災者救済も止まる。義援金を全て支援者の支援金に変更した。今後みらいじまの支援はその方向。
4月2日

親しい知人が働く社員数名の不動産投資会社。この震災や原発危機、計画停電関係なく朝から晩まで忙しそうで仙台物件も売れてるとのこと。逞しいと思う反面、少しは社会のことも、と感じていたら昨日の年度末さりげない話の中で、100万の義援金送った事実が。しっかり稼ぎ、しっかり支援する方法も。
4月1日

2011年3月30日水曜日

あまりの不条理さに怒る

ツイッターまとめ
沖縄の泡瀬干潟埋立問題、震災後の県予算委員会で埋立予算削除、昨日県議会で一転予算可決。国民新党の下地氏圧力「今県の予算削除すると、国の埋立予算が震災復興に回るぞ」。これを許してよいのか。http://www.awase.net/maekawa/20110330houdou.htm
3月30日

こんな不条理を許して良い訳はありません。せめて心の救済あれば@yoricopin 有機農業でがんばっていたのに、やりきれない話です。有機農家が首吊り自殺 
http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY201103280468.html
3月30日

2011年3月24日木曜日

人生の先輩たちから“良さ”を引き継ぎたい

御蔵島で公私共々大変お世話になったご年配の夫婦がおり、数年前に旦那様が他界し、今月奥様が九州の娘さんの家に移るというので、22日途中一泊する熱海にご挨拶に行った。おばさんとの楽しい思い出は尽きない。御蔵でカツオを捌く時内臓を捨ててこっぴどく怒られたことも思いだす。厳しい自然と向き合う生活だからこそ、食物を無駄することは一切許さない姿勢だ。また御蔵の大自然のように、人としての奥深い思いやりもたくさん学んだ。

電車で熱海に向かう途中、窓から突然大きな海が開けた時、一瞬恐怖心を感じた。これまで長く海に携わり、海の素晴しさを満喫し、またそれを伝えてきたが、この種の恐怖の感覚は初めてだった。今回の津波の惨劇を見てである。

今日昔のさきがけの仲間の食事会があった。元千葉県知事の堂本さんがライフワークの生物多様性保全活動の中で、失礼ながらまるで子供のような純真な好奇心で、次のは海の中を見ていきたい、調べて行きたい、とものすごい熱心だった。僕も伊豆七島の海の中の話等をした。

重ねて失礼だが見た目お若いので、後からご年齢は70代後半と聞いて一層驚いた。年齢問わない純粋な海への好奇心に触れ、海への恐怖心を少し忘れ、今年のエコツアー開催意欲が少しずつ戻ってきた。

御蔵のおばさん、堂本さん共に、人生の先輩たちからまだまだ学び、励まされることばかりだ。そしてその良さを受継いで行きたい。

2011年3月23日水曜日

昨年のNHK地震番組で今回の地震を警告

最新の地震研究等紹介した昨年NHKスペシャル「MEGAQUAKE 巨大地震」、NKHオンデマンドで全四回見た。
東南海ならず今回の東北巨大地震を警告していたのに驚く。地震の起き方や津波の流れ等あまりに多く当てはまる。パソコンで見れるので今後の東海関東大地震の対策に必見。
http://www.nhk-ondemand.jp/

2011年3月21日月曜日

福島原発危機について

被災者が「もう頑張るしかない、今頑張らないでいつ頑張るの」と。我々も節電と短中長期的な物心最大支援が必要。今回の震災と原発危機を契機に日本を安全・安心の環境立国にするしかない。


ツイッターまとめ
福島原発、連休中良い情報もあったが、危険水域は何一つ変わらず。原発災害の性格上、致命的リスクは突然来る。メディア番組の通常化で緊張感が激減しているが、この東北の震災の惨状から日本人がまず学ぶことは、慣れ・世間・メディア・流れに惑わされず、個人がリスクを把握し対処することだろう。
3月22日

こんな状況だが、普段滅多に自分から誘わない友人が一席と言うので、昨晩新宿繁華街に出かけた。「福島最悪事態になったら、日本は戦後の焼け野原や原爆落とされたような状況になる。でも一度これまでの甘えを全て捨て、我々国民が一丸となり頑張れば必ずまた復興する」と覚悟を伝えたかったようだ。
3月20日

17日夜の3号機への地上からの自衛隊の放水は、失敗しなかったようだ。効果は未確定だが水蒸気が出たので、その分は徐熱は出来たと。昨日今日一番心配していた事だが失敗なくて良かった。10メートルから放水、自衛隊員相当無理してくれたのだろう。心から感謝、健康を祈る。
3月18日

2011年3月17日木曜日

福島原発最悪事態の場合、どうすべきだろうか②

今日の福島原発へのメディア、世間の対応が落ち着き過ぎていて恐ろしい。国や東電の対応は本当にぎりぎりで、もはや場当たり的な対応しか出来ていないし、効力もまだほとんどない。

国は膨大な放射性物質の拡散を避けるために、最悪の事態に備えて、莫大なセメントで原発封じ込めの準備等しているのだろうか。チェルノブイリの時も、拡散防止はそれしかなかった。

ヘリ放水はほとんど効果ないだろうし、たとえ警察放水で三号機のプールに水が入り、電源確保出来たとしても、短中長期的に見ても、複雑で繊細な原子力プラントがこれだけ壊れ、全て海水が回って、このまま四号機全てがうまく事態収拾出来る確率は高くはない。原発の性格上、一機がだめで放射能レベルが高くなると、もう人が入れないから完全放置しかない。福島の第一から六機と近く第二の四機も、放置になる。

一体どれだけの放射性物質が排出されるだろうか。

大事なことは体内に放射性物質を取り入れないこと。

レントゲンや飛行機みたいに放射線を浴びるのと、放射性物質を体内に取り込むのは、似て非なるもの。体内被曝と言うが、直ちに影響なくても、体内に取り組むと、そこから放射線を出し続け、直ちに健康被害がなくても、長期に重大な健康被害をもたらす。これは、空気、水、食べ物、接触等から体内に入る。花粉症や風邪ウィルス対策と似ていると言う。

特に子供、或はまた子供生む前の女性は、微量でも放射性物質を体内に貯め込むのは避けた方が良い。今の原発状況、政府の限界や、いろいろ状況調べて見ると、関東大震災の時期も確かに遠くはなく、南西避難の計画は、実は良い選択枝の一つかもしれない。

今日も本当に寒いが、放射能危機になった時、東北の現被災者の救援が途絶え、取り残されないかが心配だ。

福島原発の事態の収拾を心から願う。

福島原発最悪事態の場合、どうすべきだろうか①

政府やメディアは、パニック回避のため、福島原発の最悪事態のことは言えないので、僕なりに関東はどうなるか、どう行動すべきだろうか、考えてみた。

まず東京までで200キロ離れているので、風向きがこちらでも、深刻な放射能汚染はないだろう。
ただ原発六機あるので、一定の期間、高レベル放射能は出るだろうから、風によっては関東でも屋内待機が長い時も。雨によっては被爆リスクが高まる時もある。何れもしても高い放射能レベルではないと思う。

一切の被爆避ける人は関東を出るので、発表後には交通・道路は混乱、パニック移動の可能性がある。
ただ電気、ガス、水道等の生活インフラはこのままだろう。流通には支障が出て、食料や生活必需品不足等は起きそうだ。

一番大事なことは何だろう。

まず風や雨に応じて、放射能被爆を避ける生活スタイルを身に着けることだと思う。そうすれば多少の食料や品不足はあったとしても、関東でも健康で安全な生活は送れると思う。南西の地方で待機したい人は、計画的で落ち着いた移動が必要だ。

何よりパニックになって、東北の現被災者への救援が滞るような状況にしてはいけない。

最悪事態の可能性は、残念ながら半々位はあると思う。早くて今日明日から、遅い場合は長期化。原発の性質上、とにかく突然に来ることにご注意。

今は心構えと覚悟を持って大事に当たるしかない。僕も原発は物心付いた時から一貫して慎重反対してきたが、原発の電気の恩恵も十分受けてきたので。

最悪事態の回避を祈る。