2012年2月15日水曜日

環境ビジネス、民間の役割を考える

国際水ソリューション展の世界水ビジネス市場戦略のシンポジウムに出た。予定会場を超えるほどの参加者、水ビジネスに関わる会社、政府、研究者たちで溢れていた。
これだけ関心が高いのは、皆先が読めないからだろう。そしてシンポジウム出て確信したのは、やはり誰も水ビジネスの航海図を持っていないということだ。
ここ数年の政府の環境政策を見ていると、その浮ついた内容に驚かさられる。韓国の官民環境ビジネスの市場開拓を真似てつくった、日本の官民水連合の世界戦略も、ものの見事に失敗しているが、これは最初から予測されていた。「笛吹けど踊らず」の正反対か、どんなに浮ついた政策でも、皆が直ぐにで飛びつき、そして直ぐに流されていく繰り返しだと思う。
この原因は、まずは政官の戦略があまりに稚拙だからだ。では我々民間が十分にその絵図を書く能力があるかと言えば、それも疑問だ。その結果誰しも真っ当な戦略や責任を持っていないのが今の状況だ。
ただ絵を描く能力はやはり民間にしかないと思う。だから民間がもう一歩上がる努力をして、その役割を果たさねばならないと感じている。