2006年5月31日水曜日

辛い時にしか、学べないことが

5月5回の御蔵島スタッフ研修が先週末終了しました。週末になると天候悪く、前回は特に低気圧通過等により相当厳しく、参加者が「自然の現実は本当に辛かったです」と言っていました。

5メートル位の波での、ドルフィンスイムは、はじめての人は辛かったと思います。5,60回行っている僕でも相当堪えました。

ただ辛い経験でしか、学べないことがあると思います。特に自然相手では、本当に辛く苦しい時にしか、潜在能力は引き出せなかった経験がいくつかありました。

ビジネスの世界、社会、もっと大きな意味でも、それは言えるかもしれません。「立派、深い人だ」と思う人は、苦労されている人がほんとに多いですから。

やはり人生は修行なんですね。


(写真)
自然の厳しい御蔵島で生活されている人は、特に苦労されてきた方が多いです。

御蔵でお世話になっている桟橋長も、76才にもかかわらず、毎朝三時に起きて、定期船の離着岸を指揮しています。

桟橋長の奥さんから、「あぶらげ」(写真)という、おもちみたいなものを椿油で焼いた食べ物をたくさん頂きました。

貴重な生存食という味でしたが、聞くと、旧正月には海にも流し一年の安全も祈願する、大事な伝統食だそうです。