2007年3月23日金曜日

やはり原子力発電は危なかった

今日のNHK夜のトップニュースで、東京電力も北陸電力に続き、臨界事故を起こしていたとのこと。しかも同じくこの事実を隠していたそうです。

臨界とは、「核分裂反応が連鎖的に続く状態」で、これがコントロール出来なくなると、チェルノブイリ原発事故のように大爆発し、その地域は放射の汚染の死の町となり、全世界に放射能を撒き散らします。

地元石川谷本知事の「これまでの原発トラブルとは全く次元が違う問題」との批判は的を得ています。

原子力発電は、放射性廃棄物の捨てる場所がないことや、万が一の場合人類がコントロール出来ない放射能汚染を起こすので、段階的な廃止論を支持しています。プルトニウム239の半減期等は2万4千年ですからね。

ただ日本の電力会社はちゃんと管理していると信じていたのですが、まさかこんな普通に臨界事故を起こしているとは、夢にも思いませんでした。僕の認識も甘かったです。

しかもそれを隠して、次の対策に繋げていなかった訳ですから、「オール家電」とか宣伝している場合ではありませんね。