2007年10月19日金曜日

足尾銅山跡地と原発復興

 渡良瀬川流域の足尾銅山跡地に行ってきました。あの日本の環境の父、田中正造が頑張ったところです。

今は銅山も閉まり、観光化している部分もありますが、廃鉱山、廃町、廃墟の雰囲気は、悲しい雰囲気でした。廃駅等も見に行きましたが、途中集落全体が工場の異臭を漂わせているところも、いまだにありました。もう誰も責任持てず、放りっ放しなのですね。

今世界でウラン鉱山開発が全盛のようです。今後30年に世界で150基の新設が予定されているそうです。それに伴い原子力産業も復活しはじめています。ただ、原子力の光と闇、特に未だに高レベル廃棄物の捨て場がない現状や、既に訪れはじめている廃原子炉の後始末問題、これもまったく無計画と聞いています。銅山鉱毒のレベルではない問題です。

これらの問題を棚上げしたまま、世界中でどんどん原子力発電がつくられる現状は、単に次世代に、高レベル廃棄物のつけを増やすだけだと思います。

今の時代だけ、光を照らせば良いということではありませので。


と、みらいじまのスタッフから下記運動の情報が!早速登録しました。


「原子力は地球温暖化抑止に貢献しない」
https://www.greenpeace.or.jp/ssl/nuclear/nuke_cc_sando/