
5メートル位の波での、ドルフィンスイムは、はじめての人は辛かったと思います。5,60回行っている僕でも相当堪えました。
ただ辛い経験でしか、学べないことがあると思います。特に自然相手では、本当に辛く苦しい時にしか、潜在能力は引き出せなかった経験がいくつかありました。
ビジネスの世界、社会、もっと大きな意味でも、それは言えるかもしれません。「立派、深い人だ」と思う人は、苦労されている人がほんとに多いですから。
やはり人生は修行なんですね。
(写真)
自然の厳しい御蔵島で生活されている人は、特に苦労されてきた方が多いです。
御蔵でお世話になっている桟橋長も、76才にもかかわらず、毎朝三時に起きて、定期船の離着岸を指揮しています。
桟橋長の奥さんから、「あぶらげ」(写真)という、おもちみたいなものを椿油で焼いた食べ物をたくさん頂きました。
貴重な生存食という味でしたが、聞くと、旧正月には海にも流し一年の安全も祈願する、大事な伝統食だそうです。