2011年11月1日火曜日

Blogにお越しの皆様

「ジャンのBlog」にお越し頂き誠にありがとうございます。

すいませんが、当面下記ツイッターに、EcoJob、みらいじま、プライベート等書いています。
http://twitter.com/#!/mitsu_negishi

今月Blogをリニューアルする予定なので、その時はまたどうぞお越しくださいませ。

以上宜しく御願いいたします。

2011年8月17日水曜日

ツイッターで!

夏場は一年で一番慌しい時期なので、EcoJobやみらいじまの報告は、Blogより下記ツイッターに書いております!
http://twitter.com/#!/mitsu_negishi

2011年6月26日日曜日

イルカと泳ぎながら見る夢

 今南三陸の山側にある町の古い旅館にいます。みらいじまスタッフから提案のあった養殖漁業者向への潜水機器支援は無事完了しそうです。
被災地は厳しい状況が続いていますが、一つ良いニュースは、漁師さんたちに活気が戻っています。復興という強い意志のもと、状況は着実に前進していました。

さて御蔵プログラム、震災や原発事故の影響か、現段階で応募者が激減しています。7月の海の日三連休等は、以前のキャンセル待ちより少ない状況です。千葉や神奈川の海水浴場でも放射性物資は確認されていないので、南からの黒潮流れる御蔵島で放射性物質があるとは考えられませんが、気持的な影響がある思います。

またスタッフのサンバファームがある山武の有機ニンジンは、放射性物質検出ゼロとのこと、規格外品を無償で直接被災地に送ってもらっています。僕も7月から御蔵が始まり、仕事も相当厳しくなってきたので、今後直接的支援は秋まで難しいかもしれません。ただスタッフの中に引き継いでくれる人が出始めていることは嬉しいです。最後に屋久島の自然ガイドに転職した、みらいじまの生物博士池田君のエッセイが発掘されたので、下記ご紹介します。



イルカと泳ぎながら見る夢 池田裕二

世界には、2種類のヒトがいる
イルカと泳いだことのあるヒトと、そうでないヒトだ
彼らと泳ぐことをドルフィンスイムと呼ぶ
原始的な、海で泳ぐ喜びを心の底から、
そして体全体で感じることができる

イルカは不思議な野生動物である
一緒に泳いだことのある人なら、彼らが好奇心旺盛で
ヒトをよく観察している、ということが体験でわかるだろう
イルカがヒトと泳ぐとき、彼らは視覚と超音波を頭脳で駆使し
そのヒトが危険な存在なのか、無視していい存在なのか
ともに遊べる存在なのか、じっと観察している

一緒に泳いでいると、全てを見透かされているような
そんな気がする

イルカの気分がいいと、ヒトの周りをくるくると回ったり、
ヒトが泳いでいるすぐ目の前を泳ぐことがある
特に、イルカが自分の前をリードするように泳いでいるときは
少しリラックスした感じが見受けられる
こっちにおいでよ、と誘っているようにも見える
余裕の表れか
野生動物に対し安易な擬人化は危険ではあるが、そんな感じがするのだ

餌付け、という言葉がある
野生動物に対し、食料を与えることにより、人に慣れさせる手法だ
これに対しヒト付け、という表現もある
ヒトは無害だ、無視できる、と思わせるために野生動物に無害なヒトを
観察させ、無視されるほどに慣れさせることである
屋久島のサルやシカがいい例だ
彼らは決して餌付けされたわけでないが、ヒトに対する警戒心が薄い
これはかつての野生動物研究者が徹底的に「ヒトの無害性」を彼らに
見せつけ、ヒトに近づいても、ある程度大丈夫!と彼らに認識させた
長年の努力の賜物である

御蔵島のイルカは、ヒトが長年危害を加えていない歴史があって
漁船に近づいてくることが多々あり、また水中で一緒に泳ぐこともできる
決して餌付けをしたのではなく、これは完全なヒト付けである

このように野生動物との平和的な干渉ができる地域は世界でも珍しい
日本はたびたび、「イルカやクジラを食べる野蛮な国だ」と糾弾される
ことがあるが、それとはまったく別に、イルカと平和的に暮らすことが
できる文化がある
これは世界でも誇れることであり、必ず未来へ残さなければいけない環境だと
私は考える

「みらいじま」にとってイルカは自然からの親善大使であり、先生であり、友達である

厳しい自然の中で暮らし、自然と平和的に共存し、また人間とも平和的に交渉する
まさに尊敬すべき存在である
科学の発展や、便利な生活を追い求めた現代人とは別の方向の
「自然と平和に共存し、持続する世界」が彼らの中に見える気がする

私の夢は、日本各地で野生のイルカと遊べる海を創ることだ
御蔵島をはじめとするドルフィンスイムができる地域が増えれば
どんなに素晴らしいことだろうか

そのためには、自然環境教育を徹底的に改善すべきであろう
小さいころから自然と親しむことを学び、日本には素晴らしい自然が
残されていることを体験し、大人になってもそれを守ろう、残そうと
考え行動する強い力を育てなくてはならない

まずは大人が自然の中で遊ぶことを心から楽しみ、子供たちへその喜びと
感動をわからせることからはじめよう

全ての生き物は「1 対 多数」の関係で、お互い支えあいながら
絶妙なバランスの上に生きている
1種として無駄な生き物は存在しない
野外に出てに生物と触れ合い、命の煌きや、意味、不思議を知り
自然と共存できる社会作りを目指そうではないか!!

(写真)みらいじまスタッフ 中野薫

2011年6月4日土曜日

第2回東北被災者支援の報告

どうしても情報発信はツイッターが中心で、ブログが疎かになってしまう。今年もその傾向になりそうだ。以下最新ツイッターコピー

5月末石巻牡鹿半島に旬菜鮮魚を再度届けに行った。報道と違い野菜等生鮮食料が全く足りておらず、未だ菓子パンおにぎりの避難所もあり驚いた。国、報道、援助機関は頼りきれない、民の力で物資情報を補完するしかない。

以下今回の被災者支援報告ページ 写真はマッコウクジラの歯 被災者より頂いた。詳しくは報告書で。
http://www.miraijima.org/touhoku2.html

2011年4月23日土曜日

東北被災者支援の報告

遅ればせながら今週初め東北の被災地支援に行ってきました。

石巻市牡鹿半島の各集落で支援物資が足りないとの情報があったので、半島の七ヶ所の避難所と女川町に不足している野菜や果物、魚等を届けてきました。

支援金や物資を頂いた方ご協力ありがとうございました。バンの車一杯に食材購入し被災者に届けてきました。

石巻市街、牡鹿半島、女川町を回り撮る写真の手足が震えました。天変地異が現実となりました。
今日一つの避難所からお礼の手紙が届き「未だに夢であって欲しいと思う日々です」とありましたが、本当に現実と認識出来ない位の惨状です。

今後もしばらくは継続的な支援が必要なので、準備が揃い次第次も直ぐに野菜、果物、魚、肉等生ものの食材中心に届ける予定です。引き続き物資購入金、物資、人材等を募集します。

下記HPにて今回の簡易写真報告とさせて頂きます。
http://www.miraijima.org/touhoku1.html

2011年4月1日金曜日

東北被災者への支援について

被災者への支援は短期、中期、長期的視野で下記の通り考えている。
短期的には、現地支援者への支援、これは結果的に持続的な被災者救済に繫がる。特にみらいじま関係者で現地に行く人に物資や金銭を支援。
中期的には、スポット的に震災地で必要とされる作業や、また今年は子供被災者向けのエコツアーをみらいじまで開催したい。
長期的には、この規模の災害復興には、事業の売上か利益の一定の割合を、数年間は継続的に支援し続ける必要はありそうだ。


ツイッターまとめ
被災地でみらいじま学生スタッフが活動していた。一度東京戻り今夜再出発。足曲げて運転する位、自分の車に援助物資詰込み、夜中5時間かけて行くという。物資自前で揃えるのも大変だ。支援者息切れしたら被災者救済も止まる。義援金を全て支援者の支援金に変更した。今後みらいじまの支援はその方向。
4月2日

親しい知人が働く社員数名の不動産投資会社。この震災や原発危機、計画停電関係なく朝から晩まで忙しそうで仙台物件も売れてるとのこと。逞しいと思う反面、少しは社会のことも、と感じていたら昨日の年度末さりげない話の中で、100万の義援金送った事実が。しっかり稼ぎ、しっかり支援する方法も。
4月1日

2011年3月30日水曜日

あまりの不条理さに怒る

ツイッターまとめ
沖縄の泡瀬干潟埋立問題、震災後の県予算委員会で埋立予算削除、昨日県議会で一転予算可決。国民新党の下地氏圧力「今県の予算削除すると、国の埋立予算が震災復興に回るぞ」。これを許してよいのか。http://www.awase.net/maekawa/20110330houdou.htm
3月30日

こんな不条理を許して良い訳はありません。せめて心の救済あれば@yoricopin 有機農業でがんばっていたのに、やりきれない話です。有機農家が首吊り自殺 
http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY201103280468.html
3月30日

2011年3月24日木曜日

人生の先輩たちから“良さ”を引き継ぎたい

御蔵島で公私共々大変お世話になったご年配の夫婦がおり、数年前に旦那様が他界し、今月奥様が九州の娘さんの家に移るというので、22日途中一泊する熱海にご挨拶に行った。おばさんとの楽しい思い出は尽きない。御蔵でカツオを捌く時内臓を捨ててこっぴどく怒られたことも思いだす。厳しい自然と向き合う生活だからこそ、食物を無駄することは一切許さない姿勢だ。また御蔵の大自然のように、人としての奥深い思いやりもたくさん学んだ。

電車で熱海に向かう途中、窓から突然大きな海が開けた時、一瞬恐怖心を感じた。これまで長く海に携わり、海の素晴しさを満喫し、またそれを伝えてきたが、この種の恐怖の感覚は初めてだった。今回の津波の惨劇を見てである。

今日昔のさきがけの仲間の食事会があった。元千葉県知事の堂本さんがライフワークの生物多様性保全活動の中で、失礼ながらまるで子供のような純真な好奇心で、次のは海の中を見ていきたい、調べて行きたい、とものすごい熱心だった。僕も伊豆七島の海の中の話等をした。

重ねて失礼だが見た目お若いので、後からご年齢は70代後半と聞いて一層驚いた。年齢問わない純粋な海への好奇心に触れ、海への恐怖心を少し忘れ、今年のエコツアー開催意欲が少しずつ戻ってきた。

御蔵のおばさん、堂本さん共に、人生の先輩たちからまだまだ学び、励まされることばかりだ。そしてその良さを受継いで行きたい。

2011年3月23日水曜日

昨年のNHK地震番組で今回の地震を警告

最新の地震研究等紹介した昨年NHKスペシャル「MEGAQUAKE 巨大地震」、NKHオンデマンドで全四回見た。
東南海ならず今回の東北巨大地震を警告していたのに驚く。地震の起き方や津波の流れ等あまりに多く当てはまる。パソコンで見れるので今後の東海関東大地震の対策に必見。
http://www.nhk-ondemand.jp/

2011年3月21日月曜日

福島原発危機について

被災者が「もう頑張るしかない、今頑張らないでいつ頑張るの」と。我々も節電と短中長期的な物心最大支援が必要。今回の震災と原発危機を契機に日本を安全・安心の環境立国にするしかない。


ツイッターまとめ
福島原発、連休中良い情報もあったが、危険水域は何一つ変わらず。原発災害の性格上、致命的リスクは突然来る。メディア番組の通常化で緊張感が激減しているが、この東北の震災の惨状から日本人がまず学ぶことは、慣れ・世間・メディア・流れに惑わされず、個人がリスクを把握し対処することだろう。
3月22日

こんな状況だが、普段滅多に自分から誘わない友人が一席と言うので、昨晩新宿繁華街に出かけた。「福島最悪事態になったら、日本は戦後の焼け野原や原爆落とされたような状況になる。でも一度これまでの甘えを全て捨て、我々国民が一丸となり頑張れば必ずまた復興する」と覚悟を伝えたかったようだ。
3月20日

17日夜の3号機への地上からの自衛隊の放水は、失敗しなかったようだ。効果は未確定だが水蒸気が出たので、その分は徐熱は出来たと。昨日今日一番心配していた事だが失敗なくて良かった。10メートルから放水、自衛隊員相当無理してくれたのだろう。心から感謝、健康を祈る。
3月18日

2011年3月17日木曜日

福島原発最悪事態の場合、どうすべきだろうか②

今日の福島原発へのメディア、世間の対応が落ち着き過ぎていて恐ろしい。国や東電の対応は本当にぎりぎりで、もはや場当たり的な対応しか出来ていないし、効力もまだほとんどない。

国は膨大な放射性物質の拡散を避けるために、最悪の事態に備えて、莫大なセメントで原発封じ込めの準備等しているのだろうか。チェルノブイリの時も、拡散防止はそれしかなかった。

ヘリ放水はほとんど効果ないだろうし、たとえ警察放水で三号機のプールに水が入り、電源確保出来たとしても、短中長期的に見ても、複雑で繊細な原子力プラントがこれだけ壊れ、全て海水が回って、このまま四号機全てがうまく事態収拾出来る確率は高くはない。原発の性格上、一機がだめで放射能レベルが高くなると、もう人が入れないから完全放置しかない。福島の第一から六機と近く第二の四機も、放置になる。

一体どれだけの放射性物質が排出されるだろうか。

大事なことは体内に放射性物質を取り入れないこと。

レントゲンや飛行機みたいに放射線を浴びるのと、放射性物質を体内に取り込むのは、似て非なるもの。体内被曝と言うが、直ちに影響なくても、体内に取り組むと、そこから放射線を出し続け、直ちに健康被害がなくても、長期に重大な健康被害をもたらす。これは、空気、水、食べ物、接触等から体内に入る。花粉症や風邪ウィルス対策と似ていると言う。

特に子供、或はまた子供生む前の女性は、微量でも放射性物質を体内に貯め込むのは避けた方が良い。今の原発状況、政府の限界や、いろいろ状況調べて見ると、関東大震災の時期も確かに遠くはなく、南西避難の計画は、実は良い選択枝の一つかもしれない。

今日も本当に寒いが、放射能危機になった時、東北の現被災者の救援が途絶え、取り残されないかが心配だ。

福島原発の事態の収拾を心から願う。

福島原発最悪事態の場合、どうすべきだろうか①

政府やメディアは、パニック回避のため、福島原発の最悪事態のことは言えないので、僕なりに関東はどうなるか、どう行動すべきだろうか、考えてみた。

まず東京までで200キロ離れているので、風向きがこちらでも、深刻な放射能汚染はないだろう。
ただ原発六機あるので、一定の期間、高レベル放射能は出るだろうから、風によっては関東でも屋内待機が長い時も。雨によっては被爆リスクが高まる時もある。何れもしても高い放射能レベルではないと思う。

一切の被爆避ける人は関東を出るので、発表後には交通・道路は混乱、パニック移動の可能性がある。
ただ電気、ガス、水道等の生活インフラはこのままだろう。流通には支障が出て、食料や生活必需品不足等は起きそうだ。

一番大事なことは何だろう。

まず風や雨に応じて、放射能被爆を避ける生活スタイルを身に着けることだと思う。そうすれば多少の食料や品不足はあったとしても、関東でも健康で安全な生活は送れると思う。南西の地方で待機したい人は、計画的で落ち着いた移動が必要だ。

何よりパニックになって、東北の現被災者への救援が滞るような状況にしてはいけない。

最悪事態の可能性は、残念ながら半々位はあると思う。早くて今日明日から、遅い場合は長期化。原発の性質上、とにかく突然に来ることにご注意。

今は心構えと覚悟を持って大事に当たるしかない。僕も原発は物心付いた時から一貫して慎重反対してきたが、原発の電気の恩恵も十分受けてきたので。

最悪事態の回避を祈る。